日曜競馬

おそらく、天皇賞(春)のレース振りをみて、
初めてディープインパクトを好きになれた気がする。
今までどうも好きになれなかった理由は、
無配の3冠馬で勝ち方も強烈だから仕方ないとはいえ、普段競馬を取り上げないような
メディアまで、過剰に扱っていたことと、JRAまでもがディープにおんぶだっこってな感じになってたから。
ダービーで、決してハイペースじゃないのに、超ハイペースだったときの
キングカメハメハのタイムを上回ったときは、好きになりかけていたのだけど、
やはり、その後のメディアの取り上げ方やJRAの方針には納得がいかなかった。
だからこそ有馬記念でのハーツクライの勝利は、とてもうれしかった。
競馬はディープだけじゃないことを証明してみせたし、
彼自身普段とは違う戦法で挑み、力でねじ伏せたことは価値があるものだった。
なのに、メディアではディープの敗戦ばかりが取り上げられ、
ハーツクライの賞賛はほとんど聞かれなかったことには絶望した。
が、今回は素直に賞賛したい。
3分13秒4という記録を、道中自ら動いてたたき出してしまった。
マヤノトップガンが3分14秒4という記録を出したときは、
サクラローレルが2週目の向正面からかかりだし、一気にペースが速くなって、
最終的には後方でためていたマヤノが差しきったという結果だった。
(それにしても。すごい追い込みであったが)
今回も形としては似ていた。
が、ディープはサクラローレルと同じような動きをして、逆に迫るリンカーンを突き放し
レコード勝ち。今回ばかりは規格が違う。
「時代が悪かった」
横山典弘騎手の一言に、今回のディープのすごさが現れている。
この後は海外になるだろうけど、ハーツクライとともに、日本馬のすごさを見せ付けてほしい。
リンカーン宝塚記念で初GIを!