光市母子殺害事件の最高裁判決に思う

結果は、高裁への差し戻し判決。
当時の年齢と計画的ではなかったという２点をもってして、
無期判決の理由とはならないということから。
つまりは、よっぽどの理由が見つからない限り、死刑が相当という事実上の通告。
メディアはこれまで、被告の反省のなさが伺える報道であったり、
被害者の旦那さんの訴え・活動、被告側弁護士の非常識さなど、
被害者側にたち、無期刑の不当さを主張するようなものが報じられていた、
という印象が僕にはあったし、事実そうだったと思う。
が、今回この判決がでてから、被告に面会した人間の話を目にする機会が増えた。
意見はまっぷたつで、本当のことが判断できない。
どっちであれ犯した罪に変わりはないのだが、どうもひっかかる。
姉歯の件が報じられたのもあると思う。
結局耐震偽装は、証人喚問の発言は嘘っぱちで、
彼の単独プレーであったと結論づけされたそうだが、
今までの報道から僕にはそうは思えなくなっている。が、全く本当だとすると、
過去に報道された内容に、誤解多々あったことになる。
メディアが自信をもって報道していたことが、今更違うとされた場合、
何を信じるべきかわからなくなってしまう。
イヤな気持ちだ。