リスト○ッターケン○チ

・ケン○チ、カツ丼を買う、の巻。
♪(テーマ曲が流れ出す)
晩御飯にカツ丼を買って帰ろうと、某カツ丼チェーンに行ったケン○チ君。
現在このチェーン店では、期間内にダブルカツ丼を注文すると、
1杯目が定価の790円、2杯目が690円、3杯目以降が590円になるという
キャンペーンを実施しており、注文した人には証明の割引札が貰えるのだ。
値段も手ごろでボリュームのあるここのカツ丼が好きなケン○チ君は、
今日で期間中2回目の来店。
店に入り、女性の店員さんに割引札を出して、「ダブルカツ丼1つ」と注文。
690×1.05=724円を払った後、しばし待っていると、10分弱でカツ丼は完成。
調理場から持ってきた別の男性店員から受け取って店を出ようとした。
しかし、ここでケン○チ君は、袋の中に割引券がないことに気づく。
この時点で1本行きたくなるが、勇気を出して渡してくれた店員さんに、
キャンペーンのポスターを差しながら、
「あの、ここにかかれている札が入っていないんですが・・・」と一言。
すると、「こちらダブルカツ丼ですよ」と見当違いの解答。
注文を受けてくれた女性店員も「ダブルカツ丼です」となぜか同調。
理解できない店員に、その場で1本行きたくなるのをぐっとこらえ、
「・・・えーと、これって2度目以降は割引券がもらえるんですよね。
それが入っていないんですが。」
と、ない勇気をさらに振り絞って説明。
ようやく理解した店員は、女性店員に「渡してなかったの?」といい、
女性店員はあわてて「こちらですね」と690円の券を差し出した。
さっきそれで買ったじゃん・・・
か細い声で「それで買いました・・・」というと、
再びあわてて590円の券を差し出した。
それを受け取ったとき、ケン○チ君はあることに気づく。
店内の客のほとんどが何事かとこっちをみているのだ。
その目は「おいおい、たかが割引券で店員を困らせるなよ。クソニート!」
「でけえ腹してんのに、心は太っ腹どころかガリガリじゃねえか。」
といわんばかり。
ああ、そうか!心の狭い人間じゃないと、こんなことでガタガタいわないか!
急いで家に帰りカツ丼をかきこんだ後、ケン○チ君は、
もらった割引札を持ち・・・
♪(エンディングテーマが流れる)