ガイアの夜明け

広がるゲームの可能性というテーマで、新たな可能性を模索し、
新規のユーザー層を獲得しようとする、メーカーの取り組みを紹介していました。
取り上げられたのは、大きく分けて3つ。
まず導入部分で孫達と一緒にWii Sportsを楽しむ祖父母の様子を取り上げ、
WiiNintendoDSがもたらした、ゲームをやるイメージのない層への浸透をアピール。
Wii Sportsは単純でかつ、複数で楽しめるのが魅力ですからね。
一人で毎日やってると絶対飽きると思いますが、
たまの楽しみとしてみんなでやるには、申し分ないツール。
コミュニケーションの向上にも貢献しているわけです。
続いて、スクウェアエニックスのDS用ゲーム開発チームの話。
30代以上のサラリーマンや、主婦層を対象としたゲーム開発を進めており、
今回紹介されたのは、「ワインのはじめかたDS」
メルシャン社と協力して、解禁日にあわせソフト同梱のボジョレヌーボーを発売し、
実際にゲームで得た知識を用いて、ワインを楽しめるようにするアイディアは、
面白いと思いましたね。
ビックカメラのように、お酒も取り扱う家電量販店があるからこそ、
出来る企画でもあるなと思います。
最後は、バンダイナムコの経営するデイケアセンターの話。
ゲームセンターでもおなじみの「ワニワニパニック」、「太鼓の達人
九大医学部の医師と共同開発して作られた、
足を使って出てくる蛇を踏みつける「ドキドキへび退治」。
いずれも、リハビリに用いられるゲームとして改良されており、
ワニワニパニックであれば、ハンマーをやわらかく扱いやすいものにしていたり、
太鼓の達人であれば、椅子に座ってできるよう、太鼓の位置が低く設置されていたり、
曲も民謡など親しみやすいものが収録されていて難易度も低めになったりします。
このようなゲームが、手足の運動に効果があり、かつ単純なゲーム性から、
誰でも楽しめるようになっているそうです。
バンダイナムコが、こういった開発に取り組んでいたのは初めて知ったので、
まず単純に驚いたことし、その本気具合に感心してしまいました。
ゲーム=悪と決め付ける考えはいまだにありますが、
一方でこういった可能性もあるんだということが紹介されたことは、
非常に喜ばしいことですね。見ていて考えさせられる番組でした。