有馬記念事前展望その2

今日は、3歳馬、古馬に分けてローテーションを中心に検討しようと思います。
現行の番組スケジュールになったのは2000年以降で、出走した3歳馬は計24頭。
成績は(2・2・1・19)で、連対率16.6%、複勝率20.8%とイマイチな感じ。
まあ、実のところ実績不足だったり近走不振の馬もいるので、
こうなってしまうのですが。
これを4番人気以内だった3歳馬に限定すると、
成績は(2・2・1・5)で、連対率40%、複勝率50%となります。
ということは、秋2戦の成績から人気もないであろうサンツェッペリンは、
明らかに厳しいことになりますね。
馬券に絡んだ5頭は、マンハッタンカフェシンボリクリスエス
リンカーンゼンノロブロイディープインパクト
クリスエス以外は菊花賞経由。クリスエスは、天皇賞→JCのローテーションでした。
ロブロイは菊花賞が不完全燃焼で、神戸新聞杯の勝ち方から期待された馬。
ロックドゥカンブとダブる部分があるかもしれません。
ただ、ロブロイはダービー2着だったんですよね。
上位2頭がダービー2着馬&京都大賞典3着馬なので、
ある程度通用する下地はあるのですが。
リンカーンは、菊花賞で抜けた上がりタイムを記録していました。
マンハッタンカフェディープインパクトにしてもそうです。
クリスエスは秋はゆとりのあるローテーションで、輸送の影響が少ない関東馬
成績も申し分ありませんでした。
馬券をはずした5頭は、1番人気がファインモーション
2番人気がドリームパスポートコスモバルク、3番人気はいなくて、
4番人気がメイショウサムソンデルタブルースです。
牡馬の共通点は、関西もしくは地方馬で、前走がJCという点です。
6着だったサムソンはまだしも、他の3頭はJCでは馬券圏内に来ていましたが、
有馬記念では好走できませんでした。
ファインモーションに関しては、リズムを乱しての敗戦で、
まともならどうだったかということになります。
近いローテーションのダイワスカーレットは、
秋華賞エリ女と同じ競馬を出来るかにつきるでしょう。
メンバーを見渡す限り、兄は絡んでこないでしょうが、
サンツェッペリンコスモバルクデルタブルースあたりが厄介です。
枠は申し分ないところを引いたので、スタンド前の位置取りが物をいいそうです。
楽はさせてくれないと思いますが・・・
ウオッカに関しては、秋3走目というのは理想的ですが、
牡馬と同列に見れば、まあ、そこそこといった感じ。
大外枠も引きましたし、なんともいえませんね。
結論として、3歳馬理想のローテーションは、秋3戦目で、
菊花賞から直接挑むケースか、天皇賞→JCの王道路線を進むケースでしょう。
牝馬に関しては・・・正直結論を出せません(笑)
ただ、唯一結果を出しているのが、関東馬ヒシアマゾンなので、
中山競馬場でレース経験があることが重要かなと。
つまり、3歳馬で拾えそうなのはロックドゥカンブくらいかなという感想です。
古馬に関しては、JC経由の馬がよく絡んできます。
3着内を独占することもあれば、1頭だけということもありますけど、
基本的にはJCの主役組が、有馬記念でも連がらみという場合は多いです。
ここ10年で最先着馬が来なかったのは2度。
その2度とも3歳馬が勝利しており、有馬記念でも3歳馬が勝ちました。
今年のJCは3歳馬が勝っていませんし、上位3頭は位置取り次第の大接戦でした。
ポップロックメイショウサムソンは信頼していいでしょう。
馬券に絡めなかった馬も、JCを含めたここ1年くらいの成績を考慮して、
馬券には加えるべきです。
今年JCから参戦する古馬は、上記2頭以外に、デルタブルース
チョウサン、フサイチパンドラインティライミコスモバルク
ドリームパスポート
個々の検討は明日行います。
JC以外の路線では、天皇賞、海外、マイルCSなど様々ありますが、
天皇賞以外は、大負けしているようでは苦しいです。
基本は3着以内、せめて2走前が好走していることを条件に5着以内が必要です。
これを満たしていない、レゴラスは厳しいでしょう。
また、中1週以内で挑んだ馬も、ここ20年で見ても3頭。
その内2頭がGI掲示板→勝利、もう1頭が連続して馬券対象となっており、
ハイアーゲームには厳しいデータかなと思います(かなり無理やりですが)
今日はここまで。
相変わらず長いですが、備忘録もかねているということでご勘弁を。