日曜回顧
有馬記念はまさかまさかのマツリダゴッホの優勝でした。
いや、穴で狙えると僕自身推してはいたんですけど、あくまで連穴というか、
2着に入って波乱演出くらいの感覚でいたので、本当に驚きました。
枠は最高の3番枠で、ある程度のペースで流れたことも向いたとは思いますが、
他馬が苦しむ中、1頭力強いのびをみせての快勝。
中山がうまいというのもあるんでしょうが、これまでGIは、長距離の天皇賞春と、
実績のない左回りで外枠を引いてしまった天皇賞秋しか出ていないわけで、
GIで通用しないということは、レース前の時点で判断できないなかったと思います。
それでも、GI実績のない馬が有馬記念を勝つことは珍しいことですが。
春は香港遠征のプランがあるようですが、ぜひ挑戦して欲しいです。
秋も海外のほうが、レース選択が広がりそうですね。
オーストラリアの主要GIが右回りなら、なおいいのですが。
鞍上の蛯名正義騎手は、当日かなり調子がよく、同距離で行われた7Rでも、
エフティイカロスを優勝に導いていました。
このレースに加え、最終も勝ち、騎乗機会4連勝ですから、今日は蛯名デーでしたね。
ダイワスカーレットも折り合いを欠きながら、よく2着に粘りこみました。
前に行く馬に向きましたが、経験したことのなかったペース、馬場で
地力を示すことが出来ましたし、これからのレース選びにも注目です。
ぜひドバイやBCに行って欲しいと思います。
ダイワメジャーも貫禄を見せて3着。
デムーロ騎手も言っていましたが、位置取りがちょっと後ろだった分、
あの結果だったのかもしれません。
それでも、2年連続での好走ですから、十分なものでしょう。
ロックドゥカンブは、内をついてきたのですが、ダイワメジャーにわずかに及ばず。
やや消化不良の内容ではありましたが、能力の高さをあらためて感じることが
出来ましたし、3歳牡馬の過小評価を少しでも払拭することになったでしょう。
ポップロックは外からのびませんでしたね・・・
内が有利だったとはいえ、外がのびない馬場ではなかったので、
いったい何が原因だったのか・・・
今年はJC組が壊滅的に成績が悪いので、JCは極限の上がり勝負になったことで、
見えない疲労が残りやすかった、ということになるかもしれないです。
メイショウサムソンはレゴラスにも負けてしまいました。
豊が言うには前に行ってくれなかったようで、不可解な負け方です。
ただ、馬体が立派すぎた気もして、冬場はうまく調整できないのかなとも思いました。
春に巻き返してくれることを祈りたいのと、
来年は石橋守騎手に戻して欲しいなと思いますね。