みんなのケイバ

脊椎反射的な批判はやめておこうと思ったんですが、とてもじゃないけど無理。
いったいどんな層に向けて番組作っているんでしょうかね。
1時間拷問でした。井崎先生(は、まだ気楽にやっていそうですが)と
細江さんがかわいそうでならない。
進行に関しては問題ないと思うんです。
そこらへんは司会の2人とも慣れてるし、実際レースが絡まないところは結構うまい。
ただ、端々の発言には眉をひそめるものが多数。
「競馬通」であるはずの川合俊一は、本当にGIで馬券を買う程度の知識しか
披露できていないし、これなら、ゲストの細川茂樹のほうがいいと思えます。
ほしのあきの役割は、これってなーに?的なものでいいと思うんですよ。
進行はしっかりできているので。
でも、それなら周りをがっちりかためて欲しいというか、
それこそ福原アナにウンチクたれさせて、井崎先生が面白話で落とす、
みたいなスタイルのほうが、番組としてもメリハリがつくと思う。
そうじゃないから、時折はしゃぎすぎな彼女を、誰も御せてない。
川合俊一は一緒になって、はしゃいでいるから論外。
そして、見ている側はかなり鬱陶しく感じる。
パドック中継は、細江さんと細川茂樹(フジの帯番組、馬の王子様に出演中)で
やっていましたが、うん、これはまあまあかなといったレベル。
あんまりガヤガヤするのはアレですが、GI前に馬主に話を聞けたら面白そう。
レース前に、ワンコイン予想(単複+馬連3点で計5点)をやるのも、
まあいいんですが、その前のデータ披露の部分での司会2人のリアクションが、
かなり鬱陶しい。これはうまなででも思っていたこと。
何で「納得」じゃなくて無駄に「驚愕」するんでしょうか。
レース後に関してもそう。大荒れの結果に対して無駄に驚きすぎ。
あれはかえって冷めちゃいますよ。
ワイルドファイアーにしてもトラストジュゲムにしても、
「買えない」といいきれる馬じゃなかった。
したがって、メインレース1着あてで5人正解者が出たのは、別に不思議じゃないです。
それを川合俊一は、「レースの結果以上に5人も正解者がいたのはショック」
なんていうわ・・・
結局、競馬初心者に向けては中途半端、競馬歴の長い人に向けては物足りずという、
懸念どおりの内容でしたとさ。
そもそも競馬を始めたばかりの人をひきつけるのは、レースそのものや、
馬とその周囲がとりまく物語だと思うんですよ。
僕自身、競馬を見るようになったのは、オグリキャップの引退Vを
たまたまテレビで見たことがきっかけ。
例えば今週は門松Sがメインでしたが、そこに見出せるものが無かったら、
金杯についての話をしても良かったと思う。
例えば、中山金杯に5度目の出走となった、10歳馬アサカディフィートの話とかね。
こういう馬がいるんだ・・・と思わせるような話を番組に盛り込んで欲しいです。
(追記):細川茂樹の思い出のGIとして、ノーリーズンが落馬した菊花賞
取り上げられて盛り上がっていたのですが、話の締めに伊藤アナが、
勝ったのはマンハッタンカフェでしたといっておりました。
勝ったのはどう考えてもヒシミラクルです。本当に(ry