死刑執行

連続幼女誘拐殺人:宮崎死刑囚に刑執行 事件から20年−−鳩山法相下、13人目
秋葉原の事件の余韻がいまだ冷めぬ中、
世間を騒がせた凶悪事件を起こした人間の死刑が執行されました。
結局、何も語らず、刑が確定してからさほど年月のたたないままの執行。
こう見ると死刑の執行数は、ここ2年で急激に増えているんですね。
大塚英志が語っているように、「特異な趣味」という簡単なおとしどころを見つけても
何の解決にもならないし、社会が改善すべき問題も見つからないと思いますが、
かといって、何も語られずその事件の話題が消えていくことは、
どうも気持ち悪いですね。
下の記事で、秋葉原の事件の犯人に対して大学生が、
「仕事がうまくいっていないのは自分の努力が足りないから。」
とコメントしています。
おそらく大学に入る前後の僕なら、同じことを言っているでしょうね。
でもはたして、自分が社会人になって同じことが言えるでしょうか?
事件について許せない気持ちは誰もが同じだと思いますが、
生活背景について、努力ではどうにもならない現状があったはずで、
それはこの事件をきっかけに明らかになるべきものだと思います。