土日回顧(JC以外)

キャピタルS

タマモサポートが好位抜け出しで快勝。
この馬はデビューから1800M以上を中心に使われていましたが、
今年の東京新聞杯で初めてマイル戦に出走すると、きわどい競馬で3着。
マイルへの適正の高さを見せてくれました。
今回は関屋記念以来、久しぶりの適条件で見事なレース。
差し馬に向いた展開の中、好位抜け出しで突き放したのですから価値は高いです。
津村騎手との相性もよく、来年の安田記念でも面白いかもしれませんね。
その前に東京新聞杯で重賞2勝目と行きたいところ。

京阪杯

エスタンダンサーの差しきり勝ち。
同馬主のウエスタンビーナスが比較的楽なペースで逃げる展開の中、
好位で折り合うと、直線でもスムーズに抜け出し、上がり33.3の脚で差しきりました。
今年の夏までは、主にダート短距離でスピード任せに逃げる馬でしたが、
秋に芝で勝ってからは一転、好位を追走から抜け出す競馬で躍進。
安定した競馬を重ね、あっという間の重賞制覇となりました。
パターンこそやや違うものの、サンアディユを彷彿とさせますね。
実際父も、サンアディユの父であるフレンチデピュティと同じ、
デピュティミニスターの系統であるデヒア
来年の高松宮記念における、有力馬の1頭に浮上したと思います。
ファリダットは後方からの競馬になり、万事休すと思いきや、
内からものすごい脚を使って2着まで来ました。
上がりは極限ともいえる32.6。
同じ競馬はそう何度も通用しないでしょうが、
勝馬がほぼ完璧に乗ったことを考えると、価値ある内容だったと思います。
あとはメンバー強化でどこまでやれるかですね。
スプリングソングはよく差をつめましたが、スタートで立ち遅れたのが痛かったですね。
エスタンダンサー同様、好位で持ち味を生かす馬なので、
前半のロスは悔やみきれないものとなってしまいました。