土曜回顧

その前に、一言言いたい。
東スポは調教班を鍛えなおさなきゃいけないと思う。
先週のタマモサポート、今日のエアジパングと、
調教でこき下ろしていた馬がメインで完勝ってのは、いったいどういうことでしょうか。
以前から、5点評価の馬が来ることはあったんですけど、
コメントで、「本調子に程遠い」とか「脚捌きが固くデキ一息」
とか言っていた馬にこうもあっさり勝たれると、
長い間勝っている身としては、新聞を破り捨てたくなりますよ。
いや、実際にはその通りで、それを跳ね返しての勝利なのかもしれませんが、
どうも納得がいかないというか・・・
まあ、とどのつまりは、先週は無視して成功したのに、
今週は無視できず、評価をひとつ下げたら大失敗だったという、
単なる八つ当たりなんですが(笑)
なんにせよしっかりしてください。東スポの調教担当さん。

イルミネーションJS


まさにマルカラスカルの公開調教といえるレースでした。
春のグランドジャンプでも大差勝ちで、4着との差は実に5秒以上ありましたし、
ハンデ重賞馬と近走不振のOP馬くらいしか目立つ馬がいないメンバーでは、
役者が違ったとはいえ、63kgで距離も3570M、
最後は流していたのに4.6秒差ですから、すごいとしかいいようがありません。
体重が10kg減って、中2週で再度中山というのは気になりますが、
今日のレースが出来れば、昨年後塵を拝したメルシーエイタイム
キングジョイには負けないはずです。
本番が楽しみですね。
あ、イルミネーションJSが今年から距離がのびたことについてですが、
どうも、今までの3350Mだと、コース形態の関係からフルゲートが14頭だったようで、
3570Mにすることで、フルゲートを16頭にすることが出来たんだそうです。

ステイヤーズS

エアジパングの差しきり勝ち。
レースはニシノデューが行かないばかりか、
フローテーションが途中からレースを引っ張る予想外の展開。
スローできっちり折り合った同馬が、直線でも脚色衰えずそのまま押し切るか
と思われたところでやってきたのがエアジパング
道中は好位の内で脚をため、ロスなく立ち回っての完璧なレースでした。
春に3連勝した上がり馬も、OPでの中途半端な成績で人気はありませんでしたが、
元々東京よりは中山というタイプの馬で、レース条件が好転した今回、
鞍上に長距離巧者の横山典弘騎手が乗れば、完全に狙える馬ですよね。
今後も長距離路線で注目していきたいです。
フローテーションは人気も気にせずレースを引っ張る競馬で2着ならお見事。
ステイヤーとしての素質は十分ありそうですね。
これからも期待できると思います。
トウカイトリックは、長距離でも地味に実績があったのですが、
年齢などもあってか人気落ち。これも狙えた馬でした。
来年は9歳ですが、万葉Sに出てきたら面白そうですね。
ベンチャーナインは内でロスなくうまく追い込んできましたが、
長距離ではあれが精一杯でしょう。
次は中山金杯で見てみたいところ。
ドラゴンファイヤーは直線だけの競馬、しかも初芝で5着ですから、
上がりのかかる芝戦は意外とむいてるかもしれませんね。
人気しすぎるのはアレですが来年のAJCC日経賞でも面白いかも。
マキハタサイボーグは昨年のようなまくりができなければどうしようもないですね。

鳴尾記念

サクラメガワンダーの貫禄勝ち。
トウショウシロッコがなぜかおしてハナに立ってミドルペースで流れ、
先行馬には息の入らない苦しい展開になったのも幸いしましたが、
それにしてもここは次元が違う内容でしたね。
これなら来年も更なる活躍が期待できるでしょう。
しばらく賞金で苦しむこともないと思います。
ナムラマースはようやくの復調。
ドリームガードナーも前々走でナムラに先着してた割には人気がありませんでしたね。
どちらも、芝1800Mで今後も注目です。