日曜回顧

ターコイズS

ザレマの押し切り勝ち。
向正面で先行に立つと、緩いペースに持ち込んで直線を向いても手ごたえ十分。
最後カレイジャスミンにきわどく迫られましたが、なんとか持ちこたえました。
今年の春は牝馬重賞戦線で馬券になっていたのに、
降級後勝ちきれない成績が災いしたのか6番人気。
しかし、上位勢が背負わされている中、54kgのハンデにも恵まれ、
開幕週の馬場を生かした積極策が見事はまりました。
来年こそ悲願の重賞制覇へ頑張ってほしいですね。
カレイジャスミンも、展開、ハンデに恵まれてましたし、
ロスのない競馬ができたのもよかったですね。
あの辺はコース得意な北村宏司騎手のうまさでしょう。
フローラS2着馬にしては評価が低かったと思います。
馬券的にも非常においしくなりました。
ソーマジックは前めでうまく流れに乗れましたが、
最後はハンデ差の分でしょう。
別定の京都牝馬Sに出てくれば、逆転は十分にありそうです。
人気していたヤマニンエマイユは、前走までの嘗められたハンデから一転、
今回は背負わされすぎですよね。ベストよりも1ハロン長いわけですし、
さすがに厳しかったと思います。

JCD

カネヒキリが劇的な復活劇を見せてくれました。
サンライズバッカスメイショウトウコンがやや立ち遅れ、
ヴァーミリアンが1コーナーで後退し外にふられる中、
1コーナーでうまく内に入り込み、4,5番手を追走したこともさることながら、
直線でも開いたスペースにすっと入って一気ののび脚。
カネヒキリの力を100%引き出した騎乗ぶりだったと思います。
もちろん、2度の屈腱炎に見舞われた同馬を見事に立て直した、
角居調教師を始めとする厩舎メンバーにも拍手を送りたいですね。
3年のブランクを経てのGI勝利はもちろん、
3年のブランクを経ての同一GI2勝目も初めてですし、
中央のダートGIで3勝目を上げたのも初めて。
後世に語り継がれるべき記録ですよね。これは。
脚元のこともあるし、東京大賞典には向かわないかもしれませんが、
来年のフェブラリーSでも3年ぶりの2勝目をあげてほしいものですね。
メイショウトウコンは、得意のまくりが炸裂しよく追い詰めたのですが、
相手がロスなくまわった分、わずかに及びませんでした。
これまでGIでは結果を出せていませんでしたが、
それはあくまで東京コースがあっていないのと、
地方のGI級では強い先行馬が幅を利かせているというのがあるのでしょう。
衰えは感じませんし、来年も出てくれば面白そうですね。
ヴァーミリアンは、いくらなんでも位置取りが後ろ過ぎで、
上がっていくときも外々をまわるロスがあったのが痛かったですね。
上位2頭が自分の形に持ち込んでいては、3着が限界だったかと。
サンライズバッカスはスタートで出足がつかなかったのが痛かったですね。
GII以下ならば馬券圏内に食い込めたでしょうが、
GIで巻き返せるほど甘くはなかったのでしょう。
この課題が解消されない限りは、恵まれないと勝つには厳しそう。
とはいえ、東京マイルに変わるのはいいと思うので、
来年のフェブラリーSでは再度注目です。
ブルーコンコルドは8歳でも本当に元気ですよね。
ここでも自分の競馬で掲示板に入れたのですから、
東京大賞典でも勝負になると思います。
カジノドライヴはキャリア不足ということではないでしょうか。
それでもこのメンバーで6着ですから、悲観することはないと思います。
フリオーソも見せ場のある7着で、体重も戻ってきましたし、
東京大賞典で巻き返せそう。
ボンネビルレコードは、どうも中央場所では厳しいですね・・・
大井・的場文男騎手での復活を期待します。
問題はサクセスブロッケン
スピードを上げたり落としたりの競馬になり、
直線でも早めによってこられたのは厳しかったと思うのですが、
それにしても踏ん張りが利かなかったですね。
気性的に幼い部分が、精鋭ぞろいのGIで災いしたようです。
さて、これで賞金的に東京大賞典への出走が微妙になってきました。
現在、同馬より出走馬決定における収得賞金が上位の馬で、
東京大賞典に出てくる可能性があるのは、
ヴァーミリアンブルーコンコルドボンネビルレコード
メイショウトウコンカネヒキリスマートファルコンの6頭。
東京大賞典は中央の枠が5頭なので、
カネヒキリが回避し、スマートが1400Mの距離を重視して
兵庫GTを選ばなければ除外されることになりそうです。
ひとまずは来年の平安Sから始動というのが、無難な選択になりそうですね。