土曜回顧

中日新聞杯

ヤマニンキングリーの完勝。
道中は先団の後ろを追走。3コーナーで早めに進出すると、
直線では早めに先頭にたっていたセンカクが粘るところを、
フサイチアソートとともに末脚をのばして交わし去り、
最後は同馬との競り合いをクビ差制しての勝利でした。
デムーロ騎手は2年連続のこのレースの勝利。
相変わらず巧みな騎乗で存在感をみせてくれますね。
また、河内厩舎は、最初から所属していた馬では初めての重賞勝利となりました。
フサイチアソートは理想的な競馬でしたが、2000Mでは勝ちきるには厳しいのかも。
小倉大賞典とか面白いかもしれませんね。
イケトップガンは、僕がダンスアジョイにやってほしかった競馬を
そのままやってくれた感じ。1番枠を生かした追い込み策でしたね。
オペラブラーボは4角での位置取りが全て。
ほぼ平均ペースで流れたレースにおいて、
直線でも行き場がなく、うまく抜けてきた上位3頭に比べて
ロスのある競馬をしては、さすがに届きませんよ。
評価を落とすものではないとはいえ、もったいない競馬でした。
ダンスアジョイは、ロスありすぎで、前が脚を残していた今回のレースでは、
届くものも届きません。こちらももったいなかったです。

ベテルギウスS

マコトスパルビエロのおしきり勝ち。
前半62秒と平均的な流れですが、前半600Mが35秒1はさすがに早すぎ。
そこから一旦緩んで再加速という流れでは、
前半サイレントディールについていった馬は厳しかったです。
スパルビエロは3コーナーでディールを捕らえにかかり、
直線で一気に突き放して後続の追撃を封じきったわけですが、
同じようにしかけていったゲイルバニヤンキクノサリーレが失速したところを見ると、
かなり強い競馬をしたように思えます。
なかなか勝ちきれない競馬が続いていましたが、
かつて関越Sを勝ったときもこういった競馬でしたし、
調子が戻ってきたのかもしれませんね。
ダークメッセージは堅実なんですが、どうしても他力本願になりがち。
来年、もう一度日経新春杯で上位を狙うべきか、平安Sに行くべきか・・・
あ、門松Sという選択肢もありますね。
なんにせよ、レース選択が難しくなりそうです。
マイネルアワグラスは、堅実にのびてくるようになったのが収穫でしょう。
今日は勝馬が強かったと思います。
キクノサリーレは上がっていったときは
いい手ごたえだったのですが、直線半ばで失速。
あの感じだと、強気に仕掛けて行く競馬が上のクラスでは微妙なのか、
単純に距離が長かったのか・・・
短縮するであろう次走が試金石ですね。
フリートアドミラルは、立ち遅れるわ、中途半端な位置取りですすめるわ、
直線はふんづまるわ、馬券を買っている身としてはストレスのたまるレース。
負けは仕方ないにしても、もう少し仕掛けどころを考えられませんでしたかね?

その他、今日のレースで気になったところ

北総Sでフラムドパシオンが余裕の勝利。
道中、ほかの馬が仕掛けて行く中、内でじっくり脚をため、
直線を向いてから軽くしごいただけで突き放していきましたから、
この馬の強さを再確認できましたよ。
気性面の不安はまだ残りますが、まともなら上までいけますね。
フェブラリーSはさすがに厳しいかもしれませんが、
来年GIで見られることを楽しみにしています。