とある記事をブクマしたときの話

かつて、何の本だったかは忘れましたが、マルセル・ブサックの話を読みまして、
トウルビヨンの栄華と没落、最たる例としてあがるコロナティオンの悲劇に
衝撃を受けた過去があるため、個人的に、競馬における近親配合には、
あまりいいイメージを持っていないんです。
先日、とある記事に、「ダスカの相手にディープを望む」なんてことが、
書いてあったものですから、SSの2×3なんて一体何を言い出すんだ!
とばかりにブクマして二言三言述べたんですね。
でも、そこで2×3の何が悪いの?とつっこみが入ったので、よくよく考えてみると、
日本でも、和製ラムタラといわれたフサイチコンコルドをあげるまでもなく、
シンコウキングという、ノーザンダンサーの2×3をもった馬が、
気性や脚元の悪さと引き換えに、高い能力を得て種牡馬としても成功したわけで、
一概に悪いとも言えないよなと、少し冷静になれました。
ただ、元々脚元が悪かったダスカに、2×3というのは、
体質の弱さが際立つ可能性があるので、個人的には見たくないかなあ。