土曜回顧

京都JS

ランヘランバが5馬身差の圧勝。
好位追走から仕掛けを焦らず直線で一気に突き放す競馬ですから、
短い距離の障害戦では現状一番強そうです。
GIで、となると克服しなければいけない部分が多いので、
中山大障害に出てきた場合は、連勝の中身をそのまま評価はできないと思います。
テイエムハリアーは早め先頭の競馬でしたが、勝馬の決め手には及ばず2着。
逃げなくても結果を出せるようにはなってきましたが、
勝ちきるにはまだまだですね。
エイシンボストンは外からスムーズに進出し3着確保。
内で位置取りを悪くしてのびきれなかった前走とは対照的なレースぶり。
連勝していたときに比べるとまだまだ物足りないのですが、
徐々によくなってきてますかね。
トーワベガは競り負けての4着ですが、斤量差もありましたからね。
暮れに向けて順調だと思います。
ショウリュウケンは攻めた前走に比べると消極的で、
内枠の分うまく進出できなかったかな…という感じ。
コウエイトライテイエムトッパズレは、やっぱり共存できないですね。
テイエムはコウエイがいなくなる中山で一変の可能性はあるかもしれません。

オーロC

大混戦を抜け出したのは牝馬リビアーモ。
ロードバリオスのマイペースの逃げをうち、
直線を向いても後続との差はなかなかつまりませんでしたが、
すんでのところで脚色が鈍り、大勢が一変。
なかでも後方から間を突いてやってきたリビアーモの脚が際立ち、
外から一緒に追い込んできたムラマサノヨートーテイエムアタックに、
1馬身1/4差をつけてゴール。
リビアーモは脚質もあって差し届かずの競馬が多い馬ですが、
今日はロスの少ない競馬で突き抜けることが出来ました。
53kgの斤量にも恵まれましたね。
次はターコイズSだと思いますが、ハンデ増に加え、
枠によっては脚を余す可能性は大いにあるので、
メンバーと枠はしっかりみて判断したいところ。
ムラマサノヨートーテイエムアタックは、
外からでもそれなりにのびるようになったのもよかったですが、
もとより距離もコースも得意な条件ですからね。
流れさえ向けばこれくらいやれる馬です。
ロードバリオスはあそこまでいったら粘って欲しかったのですが、
最後は勝馬らの決め手に屈してしまいました。
ラスト止まったのは馬場状態の変化が影響したのか、
純粋に東京のOPだと脚が続かないのか…
次は阪神の1400Mで見てみたいですね。

京王杯2歳S

好位追走のグランプリボスが3戦目で重賞制覇。
デ杯2歳Sではのびを欠きましたが、
今回は折り合いを欠く面をみせながら好位からスムーズな競馬で完勝。
新馬戦でオールアズワン相手に好タイム勝ちした馬が、
改めて能力の高さを示しました。
朝日杯ではマイルをどうこなすかが鍵になりそうです。
リアルインパクトはゆるい新馬戦後の2戦目が懸念材料でしたが、
もまれる厳しい競馬をこなして2着したのは驚き。
内で逃げる馬をさばくのに手間取りましたけど、
枠を考えるとある程度は仕方がなかったかもしれません。
テイエムオオタカは、マイペースな逃げで粘りこみ。
上がり勝負になってしまったことを考えると、
もう少し離して逃げてもよかったかもしれませんが、
消極的だった先行勢を尻目に、内をあけずに逃げたことが好結果に繋がりました。
大庭和弥騎手は2週続けて重賞でいい競馬をしましたね。
期待したエーシンブランは好位追走から思ったほどのびず。
使い詰めも影響したかもしれませんが、
先行しすぎると持ち味が生きないのかもしれません。
オースミイージーは消極的でもったいない競馬。
オルフェーブルは折り合い面の解消が急務ですね。

アンドロメダS

アドマイヤメジャーがリルダヴァル完全マークの競馬で完勝。
マイネルフォーグが平均ペースで逃げるなか、
リルダヴァルが先に動いていきましたが、
アドマイヤメジャーは慌てずに徐々にポジションを押し上げ、
直線半ばでリルダヴァルを交わして2馬身弱の差をつけてゴール。
流れ、仕掛けどころすべてがうまくいっての完勝でした。
リルダヴァルはマークされる立場の弱みがはっきり出た感じ。
あのまま押しきれるほどアドマイヤメジャーは甘くありませんでした。
ブロードストリートは中からのびて3着にきましたが、
良かったときを考えるとまだまだ復調途上といった感じです。
エアシャトゥーシュはちょっと内でさばくのに手間取った感じですかね。
最後はのびをみせたようにもう少し追い出しが早ければ、と思う内容でした。
鞍上いわく距離がのびたほうがいいらしいので、
日経新春杯に出てくると面白いかもしれません。