スプリングSと毎日杯の登録馬と出走ボーダー比較

今年は震災の影響で、スプリングSが1週遅れで阪神開催になり、
距離が同じ毎日杯と同週開催となってしまいました。
登録頭数はともに52頭、ダブル登録した馬がなんと45頭も現れるという、
混沌とした状態になっております。
また1勝馬には、小倉のフリージア賞(登録44頭)とのトリプル登録、
ダブル登録をしている馬もおり、
厩舎関係者が各紙記者に逆取材する様子が目に浮かびます。
以下にスプリングS毎日杯の登録馬を賞金順に並べて見ました。

スプリングS(フルゲート18頭) 毎日杯(フルゲート18頭)
[地]&収得賞金901万以上 収得賞金901万以上
ダブルオーセブン・地 グランプリボス
グランプリボス レッドデイヴィス
リベルタス リベルタス
オルフェーヴル トキノゲンジ
トキノゲンジ アドマイヤサガス
  収得賞金900万
ベルシャザール アルティシムス
アドマイヤサガス エイシンオスマン
リフトザウイングス サトノオー
収得賞金900万  
アルティシムス サンビーム
エイシンオスマン ジャンナ
サトノオー ショウナンパルフェ
ジャンナ スマートリブレ
ショウナンパルフェ スマートロビン
スマートリブレ デスペラード
スマートロビン トーセンレーヴ
タガノロックオン ホッコーガンバ
デスペラード ボレアス
トーセンレーヴ ルルーシュ
  収得賞金400万
ニジブルーム アイルトンバローズ
ホッコーガンバ アストロロジー
ボレアス アバウト
ルルーシュ インプレザリオ
収得賞金400万  
アイルトンバローズ エチゴイチエ
インプレザリオ カグニザント
エチゴイチエ カピオラニパレス
カグニザント カフェラピード
カフェラピード ガリレオバローズ
ガリレオバローズ カルドブレッサ
カレンミロティック カレンミロティック
ギリギリヒーロー ギリギリヒーロー
ゲットハッピー ゲットハッピー
コティリオン コティリオン
ゴールドブライアン ゴールドブライアン
サイドアタック サイドアタック
サトノフォワード サトノフォワード
シルクフラッシュ シルクフラッシュ
スクウェルチャー スクウェルチャー
テラロッサ テラロッサ
スリーケインズ スーサングレート
スーサングレート ダコール
ダコール チェリオ
チェリオ テイエムドンマイ
テイエムドンマイ トーセンマルス
トーセンマルス ノーティカルスター
ノーティカルスター ハンドインハンド
ハンドインハンド ハーキュリーズ
ハーキュリーズ プランスデトワール
プランスデトワール マイネルメダリスト
マイネルメダリスト メイショウトチワカ
ユウセン ユウセン
リヴェレンテ リヴェレンテ
リーファイアー リーファイアー

ダブル登録していない馬は色を変えています。
内訳としてはスプリングSのみ登録しているのが、
ダブルオーセブン、オルフェーヴルベルシャザール、リフトザウイングス、
タガノロックオン、ニジブルーム、スリーケインズの7頭。
毎日杯のみ登録しているのは、
レッドデイヴィス、サンビーム、アストロロジー
アバウト、カピオラニパレス、カルドブレッサ、メイショウトチワカの7頭。
400万の馬は14頭中5頭いますが、
メイショウトチワカ以外はフリージア賞にも登録しています。
今週は芝1800Mの平場3歳500万戦が日曜の阪神で行われるのですが、
こちらは残念ながら牝馬限定戦。
これらの登録状況を鑑みて、条件が変わる可能性もあるかもしれません。


今回の登録状況で一番苦しいのは900万の馬でしょうね。
毎日杯なら900万以上の馬が計18頭なので確実に出走できますが、
皐月賞に出たいのであれば2着以内でなければいけませんし、
レッドデイヴィス(セン馬なのでスプリングS,皐月賞,NHKマイルに出走できず)
という強敵もいます。
スプリングSには3着以内で優先出走権がとれますが、
900万の馬は最悪10/14の抽選を突破せねばならず、
今のところ確実に出走出来る保証はありませんし、
グランプリボス、リベルタスなど有力どころが揃い、混戦必死の様相。
スプリングSを除外されて、毎日杯への再投票も、
フルゲートが確実な現状ではまずかなわないでしょう。
400万の馬が出走出来るのに、900万の馬が出走できない、
という事態が起こってしまいます。
400万の馬は400万の馬で、3つのレース全てにおいて出走が難しいので、
仕上げるにも一苦労でしょう。
今後、レースの分割や500万戦の出走条件変更など、
JRAがなんらかの対応をするのかということや、
厩舎側が各馬の動向を踏まえ、
どのようなレース選択をするかに注目いきたいですね。