JRA、2014年度の番組について発表

2014年度開催日割および重賞競走について
平成26年度開催日割および重賞競走について(PDF注意)
既報どおりの内容は、朝日杯FS阪神移行、
ラジオNIKKEI杯2歳S(GIII)をホープフルS(GIII)として中山に移設、
ジャパンカップダートの中京移設、チャンピオンズCへの名称変更ですね。
前2つは、競走内容の充実と、2歳中距離路線の整備、
ならびに3歳クラシック競走との結びつきを狙ってのことでしょう。
ホープフルSの出走条件も(2歳牡・牝)に変わっています。
ホープフルSに関してはGII昇格の申請をしているそうで、
1着6500万という報知の報道も間違いではないのかも。
賞金に関してはチャンピオンズCのことも含めて、
11月中旬の発表を待ちたいですね。


また、2歳競走の充実ということでは、
京都2歳SいちょうSの重賞昇格(新設扱い)も触れるなくてはいけません。
京都2歳SラジオNIKKEI杯の冠がつき、
GIIIに昇格(予定)すること関しては、東スポ杯との兼合いを感じる部分もありますが、
東スポ杯は中間距離の1800Mですし、
JRAとしてはホープフルSを頂点として、
2歳中距離路線の整備したいようですから、
住み分けできなくはないように思えます。
同様にいちょうSが1600Mに戻っての重賞昇格は、
デイリー杯や京王杯との兼合いが気になりますが、
ここは、デイリー杯はエリ女開催週の土曜日に、
京王杯はその1週前の土曜日に移動し、
デイリー杯が行われていた週にいちょうSを行うことで対処するようです。
さらに、アルテミスSファンタジーSも玉突きで1週早くなるため、
天皇賞秋の週から有馬記念の週まで、
JCDの週を除く全ての週で2歳重賞が開催されることになります。
賛否あるでしょうが、これは確かに大改革。
出走馬がうまく確保できるのか、来年秋は注目してみたいですね。


最後に、札幌の復活や中山のスタンド改修などによる、
開催日程の細かな変更点について。
3月の金土日開催、マイルCS週の土日月開催、
新潟で12年ぶりのスプリンターズS開催、
朝日杯FS阪神移行に伴うチャレンジCの冠返上、
セントライト記念に朝日杯の冠がつくなどが目に付くところですが、
個人的に残念なのが、中山大障害の1週繰り上げ。
年末のダブルグランプリとして今後も盛り上げて欲しかったのと、
イルミネーションJSが中1週のステップになるという微妙さがなんともいえません。
障害に関しては、競走馬の路線充実化と、
騎手の選択し増加を考慮して維持し続けて欲しいですし、
平地競走にない魅力をもっと伝えて欲しいのですが、
現状は縮小傾向が止まらないようで残念です。