日曜回顧

うーん・・・トーセンシャナオーに勝たれてはなあ。
まあ、昨日提示した穴馬の条件にもかなっていたわけだが、
前走は不運があったとはいえ、500万を何度も取りこぼした馬だしね。
それ以上に、今日はマイナス20kg。直前に組み込むことはまずなかったでしょう。
まだ先行勢に利のある中山の馬場も味方した、と切りすてることもできるけど、
イネス騎手がこの馬の持ち味を最大限に生かした騎乗をしたと思うね。
来日してこれが初勝利だったけど、人気薄の先行馬に乗せたら結果を出しそう。
差し馬でも2着にきたし、巧みな騎手だと思う。
2着のトウショウシロッコに関しては、僕の期待通りの競馬をしてくれた。
先団の内で流れに乗り、直線では見せ場十分。
坂を上がっての伸びが一息だったのは不満だが、
勝馬の上がりが4位タイだから、仕方がないか。
この競馬だと、菊でも期待をもてるんだが、距離が何ともいえないね。
3着ミストラルクルーズは、休み明けでは最先着。
トウショウシロッコまであと1歩だったけど、いい競馬でした。
春は壁を感じたが、成長してきているね。
今回菊で期待をもてると思ったのは、4着テンシノゴールド。
上がり最速で大外からあと1歩のところまで追い込んだ脚は際だってた。
最終コーナーがごちゃついたし、内からのびた馬が上位ということを考えたら及第点。
問題は、本賞金が800万ってことだね。
1000万を勝ってる3歳馬はそこそこ多いし、ちょっと厳しいかなあ。
フサイチジャンクはイマイチのびなかった。
落馬の影響をくらったのは相当大きかったけど、スタートでは出遅れてるし、
気性が改善されないと厳しいね。
岩田騎手の腕は長距離でいきるけども、本番当日落ち着けるかが好走の鍵。
で、このレースを語るには、直線手前の大混乱にふれなければいけない。
蛯名騎手は最近よく落ちる。
ただ今回も含めて、騎手のほうだけを非難する状況でないことは確かなんだが、
ファンにとっちゃたまったものではない。
今回の場合は、有力馬のマツリダゴッホを消し、
1番人気のフサイチジャンクに大迷惑をかける始末。
後味が悪いことこの上ない。
余談だが、田中勝騎手も最近よく落ちてるような。
菊花賞路線はのっけからドタバタ。
普段は荒れない神戸新聞杯はどうなることやら。
春とは状況が一変したりして。
ローズS武豊騎手のうまさが目立ったレース。
終始内で流れに乗ったこともよかったが、
直線に入ったときの、太宰どきやがれ!な進路どりはさすが。
ああしなきゃアドマイヤキッスは勝てなかったでしょう。
個人的に、普段は豊の悪いところに目がいっちゃうもんだから、
今回のレースぶりがより際だって見えたよ(笑)
本番でも人気になるだろうが、軸にしなければならなそう。
シェルズレイは結果的に、あのタイミングで行ったことが大正解だね。
かかっていったというよりも、ペースが楽と見て主導権を取りに行ったんだろう。
このレースぶりなら本番も期待できるが、アサヒライジングがいることと、
京都に良績がないことに不安もあり。

しかし、僕はなぜこの馬を切ったんだろう。
調教が悪かったくらいじゃ切れないだろうに。反省しきり。
フサイチパンドラはのびなかったね。
前半かかってるようにみえたし、やはり気性面の不安は変わらないか。
3着にきただけマシかもしれないが、シェルズレイと上がりが同じでは、
気性面の改善に加え、叩いた上積みがないと、本番ではきつい。
京都に変わることはプラスだろうけど。
ニシノフジムスメもやや不満。
終始外目の影響もあるにせよ、パンドラはかわしてほしかった。
過去2度の休み明けで良績がないし、叩いた上積みは見込めそうなところに、
光を見いだすとします。
ソリッドプラチナムも3、4着と同タイムの5着で一歩足りなかった。
ただ、オークス上位馬と接戦だし、マーメイドS勝ちは伊達じゃない。
本番はハイペースになってほしいだろうね。
ここで、セントライト記念5着のキストゥヘヴンにもふれておく。
イレコミが目立ったものの、最後はしぶとくのびてるあたり力は見せたと思う。
20kg増の馬体重も問題とは思わなかった。
むしろ本番のことを考えたら、プラスだったでしょうね。
秋華賞路線は、春のクラシック路線で実績を残した馬に、
ソリッドとサンドリオンが加わっただけかな。
波乱があるとして、実績組の人気薄がくるくらいでしょう。