元厚生事務次官が狙われた

元厚生事務次官夫妻が殺される さいたま市
元厚生次官宅 連続襲撃か 中野では妻刺され重傷
こういう事件になると、どこもかしこも新情報や新事実を入手しようと先走り、
事件の本質より、いかにセンセーショナルに伝えるかということに傾くような
気がするんですよね。
実際、NHKは21時のニュースを延長していたし、
民放各局もいろんな専門家に話を聞いたりして、
昨日から今日にかけて話題の中心は全てこれ。
ですが、情報が少ない情報から、まとまりのない情報を延々と繰り返していたり、
憶測ばかりが報じられていたりと、ニュースを聞く側にとっては、
混乱するだけなんですよね。
そんな中、毎日が報じたWikipediaに犯行予告?の話は
【元厚生次官ら連続殺傷】毎日報道「ネットに犯行示唆」は誤報
ということだそうで、ネットでは毎日の記者がよく確かめず早まったことだけが
責められていますけど、襲われてすらいない吉原元厚生事務次官を、
一時的とはいえ、あろうことか「暗殺」なんて記しては、誤解を招くでしょうよ。
不確かな情報で早急に更新することもWikipediaの編集においては、
避けられるべき事例じゃありませんでしたっけ?
なのに、編集人が全く悪くないなんて意見を見かけるのには、少し違和感があります。
まあ、それを踏まえても毎日記者が先走りすぎというのはいうまでもないのですが・・・
毎日に限らず、紙媒体のメディアは、普段からネットの情報は
鵜呑みにしないというスタンスでいるはずなのに。
Wikipediaの件は東スポでも「(暗殺と記されたのは)イタズラの可能性が濃厚」
なんて書かれているし、もう少しどこもかしこも冷静になってほしいもんです。
長期的に話題になるのは当然だとしても、もう少し情報を選別して、
的確な報道をしてほしいものです。
どっかの放送局みたいに、企画変更してこのことを1時間もやるってのは、
さすがにやりすぎでしょう。しかも中身は語りつくされたことを繰り返すだけ。