日曜回顧

阪神、札幌のメインレースが大荒れで、正直手が出ない1日でした。
京成杯AHは、キングストレイルが完勝。中山がうまいというのもあるのでしょうが、
それ以上に田中勝春騎手がうまく乗りました。癖の強い馬をあれだけ気分よく
走らせられるところが、勝春騎手のいいところですね。
秋も活躍してくれそうです。キングストレイルは、富士Sが試金石ですね。
ここもうまくいくようなら、マイルCSが楽しみです。
カンファーベストも馬体を回復させたのがよかったでしょう。
8歳でも元気ですね。調子維持で再び怖そうです。
マイネルシーガルは後ろにいた分の負けといったところでしょうか。
富士Sで叩いての上積を期待したいところです。
期待したストーミーカフェは行き脚がつかずチグハグな競馬。
あれじゃあ力が出せるわけがありません。
うーん、新潟→函館→中山という輸送過程が悪かったのか、既に調子が下降気味
だったのか・・・復調気配があっただけに残念です。
セントウルSは、直線で思わず口をあけて無言になってしまうくらい驚きました。
もまれながら厳しい競馬だったサンアディユが、直線を向くと抜群の手ごたえで
つきぬけ、そのまま5馬身差の圧勝。
前走で厳しい流れやスムーズさを欠くと惨敗するという印象がはっきりしたと
思っていました。実際そういう面はまだあると思うんです。
ところが今回は集中力を切らすことなく最後まで走りとおしています。
気分よく走れたらここまで強い馬だったんですね。
中山コースはダートで勝ちがあるので問題ないでしょう。
ようは輸送がうまくいって、かつ、馬が気分よく走れるかだと思います。
テンに速い馬がそろうと大変ですが、どうもそんな気配はありませんし、
ひょっとするとひょっとするかもしれません。
2着のカノヤザクラもよく頑張りましたね。個人的に1200Mより1400Mだと思ったので
今回は軽視したのですが、2着争いが混戦になると、内目をジワリとのびて2着確保。
ためたら切れることがわかりました。
次はスプリンターズSにいくのか、スワンSに行くかはわかりませんが、
個人的にはスワンSに出てくるなら面白いと思います。
キンシャサノキセキはこんなもんじゃないかと思います。
休み明けで3着にきただけで十分だと思いますが、
どうも坂のあるコースだと、最後のひと伸びがないんですよね。
スワンSだと確勝級でしょうが、スプリンターズSだとどうでしょう。
それ以前に賞金加算できなかったので、出走自体が怪しいかもしれません。
アグネスラズベリは−20kgが影響したとしか思えません。
中1週で長距離輸送に耐えられるほどではなかったということでしょう。
ローテーションでいろいろ言われるかもしれませんが、
調子もよかったのでしょうし、サマーシリーズで確実に優勝するためには
出るしかありませんでしたから、どうしようもないところもあると思います。
スプリンターズSに出て欲しい気持ちはありますが、立て直せないようなら
この馬のためにも自重してほしいです。
しかし、杉浦美帆がいなくなっても、スーパー競馬の取材や特集が入ると、
呪いがかかったようにこけますね・・・