有馬記念事前展望その3

今回は、これまでに詳しくあげなかった要素の中から、
実績と経験に焦点を当てて、検討していきたいと思います。
まずは、馬を絞っていく要素から。
1:GII以上で勝利、GIで連対経験あり、OP以上を勝ったことがあって
かつ中山のGIIで連対経験あり
マイネルブリッジですらNHK杯を勝っていますし、これくらいの実績は必要。
実際、今年の出走馬で満たしてないのはレゴラスだけです(笑)
2:前走着順
前走5着以内が理想的。
GIのみ着外からの巻き返しが見られるが、巻き返した馬は、
その年海外を除く混合GIで連対、牝馬GIを勝利、
中山でGII勝ち、京都大賞典勝ちのいずれかを満たしていたい。
この条件を満たさないのは、ドリームパスポート、チョウサン、フサイチパンドラ
京都大賞典はやや無理やりに見えますが、その年の京都大賞典を勝った馬は、
有馬記念に出走した場合結構好走しています。
まあ、そんな馬はほとんどが前走5着以内なんですけども・・・
3:年内中央競馬で未勝利の馬
実績馬でも信頼度が圧倒的に落ちます。人気では軽視が妥当です。
未勝利で来た馬は当然いますが、1年ぶりだったGI3勝馬トウカイテイオー
有馬記念大好きナイスネイチャ、年内にGI2着が3度あったステイゴールドあたりは、
買える要素のある馬でした。
今年該当するのは、ドリームパスポートコスモバルク、デルタブルーズ。
ドリームパスポートは2も含めて強調点に欠け、コスモバルクデルタブルースは、
今年中央競馬では馬券にすら絡んでいません。
デルタブルースに関しては、復調気配を見せたJC5着が好印象ですし、
過去には菊花賞馬のメジロデュレンが、ちょうど20年前にあっと驚く復活Vを
成し遂げていますが、基本は切り、よくて3着付けでしょう。


とりあえずはこんなところ。
昨日までにはずしたのが5頭、ここでも5頭を切り落とします。
思い切ったら案外絞ることが出来ましたね。
切った中に3着付けで拾いたい馬もいたりはしますが(笑)
ここからは軸を選ぶ上の要素を検討していきます。
1:過去1年以内にGI連対経験のある馬
ここ4年の三着内馬は、全て該当します。
それ以外の年も、ほとんどの年で2頭以上が、89年以降は必ず1頭以上が該当。
今年は8頭いて、残した馬の中では、メイショウサムソンポップロック
ダイワメジャーの3頭です。
2:年内に中山のGII(ステイヤーズSを除く)で連対経験あり
アメリカンボスダイワテキサスタップダンスシチーコイントス
このパターン。
今年なら、マツリダゴッホロックドゥカンブが該当します。
3:中山実績
重要そうに見えて、基本的には穴馬を選ぶに参考にしたいデータ。
人気馬を消したいときに採用すると痛い目にあうときがあります。
ハーツクライとか(笑)
また、中山は内回りと外回りは、優劣の差がでることがあり、
内回りの1800M、2000Mに実績が偏っている馬よりは、
外回りの1600M、2200M、2500M以上で実績のある馬のほうが、信頼できそう。
これも残った中からで思いつくのは、2と同じ2頭ですかね。
4:優勝馬の条件
このレースでGI初勝利だったのは、ここ20年で見ても、オグリキャップ
ダイユウサクシルクジャスティスハーツクライの4頭。
そのうち3頭は、その年にGI連対経験あり。
ダイユウサクを例外的と見れば、基本的にはGI馬か、年内にGI連対がある馬に、
優勝する資格がありそうです。
ロックドゥカンブの3着は、ギリギリアウトとしましょう。
また、最長連対距離が2000M以下で勝った馬は、
グラスワンダーダイユウサクオグリキャップの3頭。
内2頭は前走2400M以上で、マイルCSからというローテーションは、
本番を想定するにはきついもの。
ダイワメジャーは最後に優勝候補から脱落してもらいます。


つまり、僕の結論はこうです。
優勝候補
メイショウサムソンポップロック
2,3着候補
ダイワメジャーロックドゥカンブインティライミマツリダゴッホ
買い方は、印とともに明日更新します。