土日月回顧

またしても、開催中止が起こった今週の競馬。
日曜の東京は、あっという間に積もった後は、
雪が雨になり溶けるのも早かったので、開催は大丈夫かなと思ったんですけど、
今週より明らかに影響が残っていた順延競馬でも故障が起こっていますし、
万全を喫したということもあると思います。
それでは、OPレースを中心に回顧を。

小倉大賞典

アサカディフィートが後方一気を決めて連覇達成。
道中はやや行きっぷりが良くありませんでしたが、
なんとか集団についていき、徐々に勢いをつけていくと、
直線では前がとまって見えるような追い込みを見せてくれました。
10歳にしてこの活躍。いやはやすごい馬です。
ハンデ戦なら次もギリギリの58kgでしょうし、中京記念でも見てみたいですね。
マルカシェンクは、正攻法の競馬をしての2着ですから、
悲観することは無いでしょう。
重賞戦線で引き続き注目です。
シルクネクサスは太めが解消されていませんでしたが、
差す競馬で3着なら得るものはあったかも。
ベストは1800Mだと思うので、中山記念にいってほしいですね。
その後は、休んでもいいんじゃないでしょうか。
フィールドベアーはどうももうひと押しが利かないんですよね。
先行すると甘くなり、後ろからいくと届かない。

その他土曜日

春麗ジャンプSは、シュフルールが快勝。
前走も早めの競馬でいいレースをしていましたが、今回は突き放しての完勝でした。
鞍上は前走で負かされたコスモラバンジンに乗っていた大庭和弥騎手。
平地でもいいレースをする騎手で、今後も注目の存在です。
白富士Sはヨイチサウスの逃げ切り勝ち。
スタートよくあっさり先手を取った後は、最後まで相手を寄せ付けない粘り勝ち。
ちょうど昨年、準OPでこの馬の新たな一面を見てから、
中距離で面白い存在になると思っていましたが、ようやく実を結んでくれました。
鞍上の江田照男騎手は直前のレースで、一旦抜け出して差を広げていたのに
差しかえされて2着に敗れていたのですが、
その悔しさをこのレースですぐにはらしました。
サンツェッペリンは見せ場無くずるずると後退してしまいましたね。
松岡騎手も首をかしげる惨敗。
個人的には早熟とは思いたくないので、もう少し様子を見たいと思います。

シルクロードS

ファイングレインが外から一気の追い込みで快勝。
スタートでやや立ち遅れたときは、やってしまったなと思ったんですが、
徐々に進出して行き、直線で外に出すとあとは突き抜けるだけ。
明らかにスプリント転向が成功しているようで、本番が本当に楽しみになりました。
幸騎手は久々の中央GI取りのチャンスですね。
コパノフウジンが好位から粘りをみせて2着。
近走のスランプのせいで人気はまったくありませんでしたが、
元々重賞戦線でも活躍していた馬で、同条件の京阪杯でも2着があります。
これを機に復活するのか注目です。
ステキシンスケクンはスプリントで崩れないのですが、
なかなか賞金を加算できませんね。
今後を考えるなら、次走はオーシャンSになりそう。
アストンマーチャンは好スタートをきってハナにたち、
直線を向いたときは楽勝かと思ったのですが、残り200Mで急ブレーキ。
力んでいたのか休み明けのせいなのかわかりかねますが、
春秋スプリントGI制覇に暗雲が立ち込めたのは確かです。
アイルラヴァゲインもよくわからない負けですね。
いい手ごたえで直線に向いたかなと思ったんですが、
それからはまったくいいところなく惨敗。
オーシャンSでもうひと叩きしてほしいです。

その他日曜日

北山Sはナナヨーヒマワリが惜敗続きにピリオド。
展開にかかわらずのびてくる末脚が武器ですが、
今回も前が粘る中よく追い込みました。
エアジハード、母ナナヨーウイングですから、応援したくなりますね。
周防灘特別はタニノハイクレアが馬群を抜けてきて波乱を演出。
昇級後2戦とも12着で人気はありませんでしたが、
大きく負けてはおらず、前走も重馬場が敗因。
ウインクリューガーの半妹というのも、魅力だったかも。

共同通信杯

ショウナンアルバが好位抜け出しで快勝。
ややかかり気味に外を追走していましたが、直線を向いてからは力強いのび。
後続の追撃を最後まで封じました。
前走は後続に脚を使わせての強い逃げ切り勝ちでしたが、
NIKKEI杯1,2着馬らが人気したおかげで人気の盲点に。
折り合いに課題が残ったとはいえ、過小評価に反発する強い勝ち方でした。
2着タケミカヅチは、絞れておらず、課題の残る左回りでのレースでしたが、
内枠の利もあってか2着まで食い込んできました。
左回りもましになったようですし、今後さらなる成長をみせて欲しいです。
マイネルスターリーは、萩Sサブジェクトに追い勝っただけはありました。
東京がわりもよかったみたいなので、最終週の自己条件が狙い目かも。
また、津村騎手は東京の重賞で2週連続波乱を演出しましたね。
サダムイダテンは、いい脚でのびてきていたのですが、
最後は脚色が一緒になり5着どまり。
内外の差はあったかもしれませんけど、流れは悪くなかったですから、
前評判とは程遠い内容といえますね。
まだまだ成長途上なのか、一瞬の脚を生かすタイプで東京が向かなかったのか。
トライアルで真価が問われます。

その他月曜日

東京の3歳500万戦(D1400M)で、セッカチセージが勝利。
アッミラーレ、母父ラムタラと地味な血統ですが、
祖母はワコーチカコで名牝スターロッチの末裔になります。
こういう馬がOPでも活躍すれば面白いんですけどね。
次はどこにいくんでしょうか。
エルフィンSポルトフィーノが危なげない勝利。
トールポピーチューリップ賞を使うわけですが、この馬はどうするんでしょうね。
使い分けるとしたらフラワーCかな。
山城Sでニシノプライドが3着同着でしたね。
上でも十分通用することがわかりましたし、
後は坂のあるコースでどうかってところでしょうか。