その一言一言がずっしりと重たいです

2008年6月8日千代田区外神田の中央通りで起きた事件について|桃井はるこオフィシャルブログ「モモブロ」
マスコミの方が信念を持って取材し、事件のこと、その背景を
世に伝えようとすることに対して、僕自身メディア媒体への憧れているというのも
ありますが、素直に尊敬できますが、
「写真を撮らないでくれ」と言っている、哀悼の意を表明しに来ている
人間に対して無神経にカメラを向けたり、自分の身分も明かすことなく、
礼儀をしらないぶしつけな質問をする行為に対しては、
はらわたが煮えくり返る思いです。
スクープを物にしたい気持ちもわかる。1人でも多くの関係者の話を聞き、
事件の根底にある背景や、被害者、加害者の気持ちを伝えたいというのもわかる。
しかし、こんな取材をしているようでは、
単にセンセーショナルな映像を撮って視聴者をひきつけたり、
悲惨な事件をえさに部数を稼ごうとしているとしか思えないです。
記者、カメラマンとしての理念、信念を疑う行為ですよ。
自分が同じことをされてどう感じるかを考えれば、
こんな行動にはとても出られないと思うんですけどね。
現場でマスコミの人間に怒りを爆発させる人は、
今のところいませんけど(単純に表に出てこないだけかもしれませんが)、
皆が皆、その取材姿勢を甘受していると思っていると、
あとあと必ず痛いしっぺ返しを受けることになるよ。
また事件に関連して、こんな話も出てしまいました。
アキバ歩行者天国、当面中止の公算高まる
歩行者天国の現状を考えると、中止したほうがいいと思っていましたが、
この事件が決定打となって、中止せざるを得ない状況になるというのは、
非常に悲しいです。