土日回顧(菊花賞以外)

いちょうS

ダノンカモンの追い込み勝ち。
ゆったりとした流れを後方から2番手の追走で、流れとしては不利な状況でしたが、
直線では1頭だけ違う脚色でのびて10頭をごぼう抜き。
デビュー戦でも33.3の脚を見せていましたが、今回も1頭だけ33秒台の末脚。
今後が楽しみな馬ですね。次は東スポ杯で見てみたいです。
2着ケイアイライジンは好位から理想的な競馬でしたが、
今回は相手が悪かったですね。500万くらいはあっさり勝ちあがれると思います。
期待したところでは、ブレイクランアウトがかなり消化不良の競馬。
内で詰まり通しで完全に行き場をなくし、
最後は大外に持ち出して4着まで突っ込んで来たのですから、
まともならもうちょっときわどかったはず。
ジャングルストーンはスタートもそれほどよくありませんでしたが、
それ以前に競馬が消極的だったのでどうしようもなかったと思います。

富士S

サイレントプライドのおしきり勝ち。
コンゴウリキシオーの逃げを番手で折り合い、
直線楽に抜け出してそのまま後続の追撃をしのぎきりました。
ダービー卿CTといい、番手で折り合って早い上がりが使えるのは、
今後にとってもかなり大きいですね。
マイルCSもメンバー次第では勝ち負けになると思います。
リザーブカードは内からよくのびましたが、勝馬のほうに展開が向きましたから、
今回は仕方がないでしょう。キャピタルSや来年の東京新聞杯が楽しみです。
バトルバニヤンも春の不振が嘘のように、ここ最近のレース振りがいいですね。
小倉大賞典あたりで、初重賞もありそうです。
エイシンドーバーは前が止まらなかったのと、外をまわった分でしょう。
4着という結果でも評価を落とす必要はないと思います。
レッツゴーキリシマは2度詰まったのが痛かったですね・・・
1度目は先にサイレントプライドに入られて苦しくなり、
2度目も内に寄れたサイレントプライドに阻まれてしまいました。
ただ、ともにスペースが微妙なところでしたし、仕方がないとは思います。
5着に踏みとどまったところを素直に評価すべきでしょう。
ショウナンアルバは、折り合って後方から追い込むという新境地を見せましたが、
前がつまってジ・エンド。それでも33.6の脚を使い6着ですから、
もったいないなかった・・・ように思えますが、
内をスムーズにまわってこその結果でもありますし、
外をついていたら勝ってたということはないかも。
でも、このレースぶりならマイルCSが楽しみですね。
賞金的にはギリギリだとは思いますが、何とか出走がかなってほしい1頭です。

室町S

カルナバリートの差しきり勝ち。
道中は先行馬の直後に位置取り、直線手前で徐々に進出しすると、
直線ではダイワエンパイアとのたたきあいをなんとかしのぎきっての優勝でした。
内で脚をため、直線でもダイワエンパイアを見るように追い出すという、
ほぼ完璧なレース運び。53kgという斤量もラッキーでしたね。
ダイワエンパイアは、飛ばす先行馬を見つつの競馬で、
完全に勝ちパターンだったと思うのですが、最後はハンデ差もあったかと。
相手が悪いというのもありますが、OPに来てからなかなか勝ちきれませんね。
レキシントンシチーは、ダートスタートだと安定していますし、
今後も、京都、阪神、新潟の1200Mや、東京の1400Mなら
安定して走ってくれると思います。
サチノスイーティーは、好スタートからうまく逃げたのですが、
前半33.8のペースはさすがに苦しかったのか、最後つかまってしまいました。
それでも5着に粘ったのは評価できますし、
メンバー次第ではまだまだいけると思います。
来年はマリーンCなど、1600Mの牝馬限定交流重賞でもみてみたいかも。

福島民友C

アイルラヴァゲインの差しきり勝ち。
サープラスシンガーとウエスタンビーナスの先手争いを見ながら3番手からの競馬。
前半33.1の逃げも、逃げる2頭はなかなかとまりませんでしたが、
ゴール寸前でなんとか交わしました。
この馬はある程度時計が出るコースのほうが持ち味が行きますね。
この感じなら京阪杯でもそこそこやれるかも。
サープラスシンガーはスタートよく、
エスタンビーナスに前に行かれることもほとんどありませんでした。
最後ウエスタンが粘りをみせて迫ったものの、なんとかしのぎきって2着確保。
プラス10kgであの内容なら、今後が楽しみです。
エスタンビーナスはなかなか先頭にたつことが出来ませんでしたが、
崩れることなく3着に粘りこんだのは力をつけている証だと思います。
オーシャンSで、再度サープラスとの逃げ争いが見られるかもしれませんね。