言いたいことは山ほどある

万哲 一流馬が参戦しやすいハンデ重賞にして!
とりあえず、タマモサポートが57kg背負って楽勝したことの何が悪いのか
万哲にはきっちり説明してもらいたいですね。ええ。
58kgの馬は4着に負けたけど、57,5kgの馬が2着にきているわけで、
結果的にはハンデを背負わされた馬、つまり実力馬によるワンツーですよ?
これのどこが問題なのかと。
・・・と、好きな馬がいいレースをしたことを腐されたことに、
やや感情的に反論するのはここまでにして、きちんと論じていこうと思います。


まず第一に、一流馬がハンデ重賞に出てきた場合、
斤量を背負わされるのは当然で、軽ハンデ馬に足元をすくわれるリスクは、
常に伴うものですよ。というかそれがハンデ戦の醍醐味ですから。
一方で重賞別定という、背負わされるのは同じでも、
斤量差が少ないレースがあるんですから、一流馬はこっちを選びますよね。
ハンデ重賞に一流馬が参戦しやすくするには、
斤量上限をおさえれば解決というのが、万哲の意見のようですが、
そうしてしまうと斤量差をつけるのが難しくなり、
結果実力馬の天下になって、格下陣営からハンデ戦の意義を問う議論が
噴出することになってしまうでしょう。
だって、下限はそう簡単に引き下げることが出来ませんから。
ジョッキーには乗れる斤量の限界があるわけで、
アンカツなら54kg以上しか乗れず、ユタカも53kgがギリギリ。
ほかのリーディング上位騎手も、若手を除けば乗れて52kgじゃないですか?
今より2kgハンデ戦の斤量が下がるだけで、大量の乗替が発生するでしょうね。


アサカディフィート中山金杯で58kgだったことに関しては賛否あると思いますが、
09金杯の6走前に、57.5kgを背負って小倉大賞典を連覇しているわけで、
その後は、確かに着順だけ見たら見た目は悪いですが、09金杯までの5走、
GIの宝塚記念を除けば、負けは全部1秒以内。
ハンデが下がらなくても仕方がないでしょう。
一昨年アンドロメダSでハンデが0.5下がっていますが、
2走前のエルムSで1.6秒、1走前の福島記念で2.3秒負けていますからね。


ちなみに、58kg以上で昨年ハンデ重賞を勝った馬はゼロといいますが、
スリープレスナイトが56kgで北九州記念を勝っていますから、
アローワンスを考慮すればゼロではないような。
単純に58kgを背負って負けたのも、直近の成績から背負わされて当然の馬ですから、
負けたのはそのときの調子や休み明けなどが影響したとしかいえないですよ。


「ハンデが重くなるから、絶対使えない」といっているのは、
おそらく日経新春杯からAJCCに矛先を変えた、
アルナスラインの陣営だと思うんですが、
これまでの成績からハンデを背負うのは仕方ないこと。
その一方で、同馬には収得賞金を稼ぐという至上命題があるため、
58kg(おそらく)で日経新春杯を使うか、57kgでAJCCを使うかをはかりにかければ、
斤量差が少なく、背負う斤量も少ないAJCCを選ぶのは必然でしょう。
どうしても京都がよければ、来月の京都記念もあるんですから、
日経新春杯にこだわることではないはずですよ。
選択肢が狭まっているのではなく、より確実な選択肢を選んだ結果だと思います。