南部杯回顧

馬

オーロマイスターがエスポワールシチーを破りGI初制覇/交流GI・南部杯
オーロマイスターは、フェブラリーSを感冒で回避して以降、
函館で見せ場なく敗れたりしながらも、徐々に復調の兆しをみせていましたが、
今回ベストのマイル戦で大金星。
初重賞制覇をオーロパークで飾るということになりました。
逃げたセレスハントを外から見る形でスムーズに進め、
直線を向いてからの抜け出す脚も際立っていました。
出走権を得たJBCクラシックでも頑張って欲しいですね。
エスポワールシチーは、陣営が「見た感じは去年と何も変わっていない」
という一方で、「遠征が控えている事情ある」
「勝ち負けに関しては何もいえない」なんて言っていたので、
あれ、思ったほど仕上がってないんじゃないの？という懸念はありましたが、
プラス15kgの馬体重が発表されて、嫌な雰囲気。
道中はスタートのわりに出していかず、
おそらくこれは本番を想定してもまれる競馬をしたのだと思うのですが、
本調子にないであろう状態で我慢をし続ける競馬を克服できるほど、
甘くなかったということでしょう。
いや本当、今日に関しては勝った馬が強かったと思います。
3着には4角を抜群の手ごたえで回ってきたグランシュバリエが粘りこみました。
中央3勝で昨年高知に移籍。
川崎の報知オールスターCに遠征してマズルブラストの2着に入った後、
地元戦を2戦続けて圧勝したあとは、
交流重賞を中心に使い続けてきていましたが、結果は出ず。
しかし今回、中央でも2勝していた左回りマイル戦で一変。
距離適正と、中央馬がふがいなかったことが、
今回の好走につながりましたかね。
実際中央馬は、テスタマッタはまだ完調にはほど遠く、
バーディバーディは帰厩して間もなく仕上がりに不安があり、
セレスハントは起伏のある盛岡マイルの条件に不安があって、
メイショウバトラーは得意条件でも現状では3着が限界、
というような状況だったかなと。
しかし、交流重賞の3連単で130万なんて配当を見ることになろうとは…
トーホウエンペラー→バンケーティングで大荒れだったりと、
南部杯は一筋縄ではいかないということなんでしょうか。
1番人気もこれで7連敗ですからね。