いわゆる野元コラム

基盤を失った長距離G1
方々で主に悪いほうに盛り上がることの多いこのコラム。
今回は非常にツッコミたくなった。
以前から長距離戦不要論を展開するこの方ですが、
今回再び大穴決着になったことで言いたい放題ですね。
別にGⅠは王者のためのレースではないだろう。それで競馬が面白いかな?
今回勝ったスズカマンボだって、菊花賞は強引な競馬で6着。
戦略さえ立て直せば健闘する可能性はあった。
それが叩いたレースが、今まで好走歴が皆無のレースであったり、
菊花賞の成績が額面どおりとらえられたため嫌われただけのこと。
それを勝手に距離不適なのにジョッキーのおかげで勝てたように断言してるし。
成績を中身でなく外見で捕らえているからこういうこといえるんだろうな。
2着のビッグゴールドは確かに2年半勝ててないし、
その前の成績もGⅠ級じゃないけども、
2年半勝てなかったのは脚の状態が思わしくなかったからであり、
それが克服されたおかげで、今回の復帰後2連勝できたわけです。
人気薄だったのは仕方ないだろうよ。
レースもただ行くだけのレースでなく、フェイマスの暴走があっても
しっかり自分のペースで走ったから結果に繋がったのに。
3、4着が重賞未勝利といいますが、両馬ともいわゆる上がり馬ですよね?
ここまで着実に実績はつかんできていたと思うんですが、
前走は勝っていないといけなかったらしい。
上がり馬もGⅠで好走しちゃいけないんだ。
ミスプロ系が長距離で活躍してはいけないんですかね。
メガスターダムなんて、血統は違うけどマイラーの父なのに菊花賞3着ですよ。
クラシックディスタンス距離での勝ち鞍もありますよ。
別に○○という血統だから、こういうタイプの馬しか出ないってわけじゃないでしょう。
ヒシミラクルが昨年秋のレースで前に行っていたのは、
レースの流れについていくためだったと記憶してる。
今回前に行ったのも、レース前からテンションが上がりすぎていたため、
位置取りの関係もあってかかってしまったから。
鞍上の手腕の問題が表面化したとかデカイ口叩いていますが、
実際角田騎手のような乗り方が、ミラクルにはあっていたはず。
GⅠという舞台で度胸満点にロングスパートが出来る彼でないと、
ラクルは絶対に持ち味を生かせていなかったでしょう。
つうか、GⅠ3勝もした騎手を捕まえて何をほざいているんだろう。
個人的には長距離戦はジョッキー同士の駆け引き戦が面白いので非常に好きです。
確かに短距離志向の馬は増えてきたけど、長距離志向の馬も結構いますよ。
ここを廃止したら、長距離志向の馬は出て行けって事になるんですね。
日本の生産界はえらく狭いものになるね。レースも多様さがなくなって寂しいなあ。
マイノリティの馬たちにも活躍出来る馬があって何が悪いのか。
別にマジョリティだけがすべてじゃないと思うのだけど。
・・・と過剰に反応してみました。
だって批判する理由がすべて勝手な決め付けだもん。
こうなったらスズカマンボビッグゴールドには宝塚記念でも頑張ってほしいね。
別に弱い馬じゃないってことを思い知らせてやれ