東スポのコラムにて

競馬面日曜確定版に掲載されているコラム、
紺野真の魔球攻めを読んで悲しくなった。
予想の前置きとして触れられていたのは、先週皐月賞でハナ差の2着に敗れた
サンツェッペリンに騎乗していた松岡騎手のこと。
いったん先頭にたつシーンもありながら、
ゴール板ではヴィクトリーに交わされていた悔しさから、
検量室前でヘルメットを叩きつけたという話は、
レース後各紙で話題にあがりました。
紺野記者は
「感情に任せて身を守る道具に当たるのはいかがなものか」
「このような行為は他のスポーツにも見られるが、多くの場合闘志の表れとされ
不問に付される(中略)負の感情の源は、道具にあったわけではなく
自らの総合力が不足していたことにある」
と批判を展開。
さらに「ある種の感性が一流アスリートへのしあがる要因のひとつで
あることは認める」と前置きした上で、
「行為自体は幼稚な八つ当たり。この手の勘違いはサークル全体の評価を
どんどん落としていく。勝負で生まれた感情は、次の勝負にぶつけるべき」
と締めていた。
松岡正海騎手の行為を例に出した上で、スポーツ等における、
悔しさから「物にあたる」行為に関して自論を展開するわけだけど、
松岡騎手に関しての人となりについて一切触れられていないものだから、
彼が悔しいときはいつも物にあたる幼稚なスポーツマンの典型みたいに
なってしまっている。
批判を展開する前に彼に対するフォローがほしい。
松岡騎手のこの行為は、レース結果の明暗を象徴していることに加え、
普段冷静なイメージのある彼が、激しく感情をあらわにして
悔しがったことで注目されたはず。
話題にするからには細部に気を配って記事をまとめてほしいと思いました。