なんのことを言っているんでしょうね

山寺宏一より今週の一言
「私自身も非常に憤りを感じることがありましたので〜」
というほどことが、いったい何をさしているのかはとんとわかりませんけど、
最近、シンプソンズの映画化における吹き替えで、キャストをタレント勢にがらり
と変更するという報道があったあと、はてなで反対ブログができるなど、
積極的に反対運動が起こっていますよね。
あの話題があがったときに、あいつはちゃんと演技ができるから大丈夫だとか、
元やっていた声優がどれだけ偉いんだというような意見が一部みられたのですけど、
それはことの本質がまったくわかっていないと思うなあ。
たとえばドラえもんのキャスト変更で戸惑った人は多かったですよね。
あれは声が変わるということに加えて、長年やってきた声優が、亡くなったりだとか、
絶対に変更しなきゃいけない状況になる前に、変更する意図があまり見えて
こなかったというのもあると思うんですよ。
僕自身はこのことに関して、短期的ではなくてこれからもきちんと作っていくうえでの
変更なら、話題性にとらわれずきちんとした人を選んでくれる思ったので
受け入れられたし、実際選ばれた役者もきちんとしていたと思う。一部を除いて。
でも今回のは、キャスト側には何の落ち度もないのに変更していることに加え、
映画単発での話題づくりとしての起用しか考えていないことがミエミエ。
この作品が長年同じキャストで日本でも親しまれていたことを無視しては、
ファンや作品を知る人が反発するのは当然でしょうね。