秋華賞枠順確定

1枠 1番 ヒシアスペン　　　　 池添謙一　　佐山優

1枠 2番 ミンティエアー　　　 蛯名正義　　勢司和浩

2枠 3番 ブリトマルティス　　 幸英明　　　西園正都

2枠 4番 ザレマ　　　　　　　 川田将雅　　音無秀孝

3枠 5番 ラブカーナ　　　　　 吉田隼人　　中村均

3枠 6番 カレンナサクラ　　　 武士沢友治　保田一隆

4枠 7番 ピンクカメオ　　　　 後藤浩輝　　国枝栄

4枠 8番 マイネルーチェ　　　 大野拓弥　　上原博之

5枠 9番 アルコセニョーラ　　 中舘英二　　畠山重則

5枠10番 ハロースピード　 　　松岡正海　　相沢郁

6枠11番 ベッラレイア　　 　　武豊　　　　平田修

6枠12番 ホクレレ　　　　 　　藤岡佑介　　後藤由之

7枠13番 ダイワスカーレット　 安藤勝己　　松田国英

7枠14番 タガノプルミエール 　橋本美純　　松田博資

7枠15番 クィーンスプマンテ　 鮫島良太　　小島茂之

8枠16番 ウオッカ　　　　　　 四位洋文　　角居勝彦

8枠17番 レインダンス　　　　 武幸四郎　　宮徹

8枠18番 ローブデコルテ　　　 福永祐一　　松元茂樹

有力馬がこれほど外に行くとは思いませんでした。
逃げそうなヒシアスペンが最内にいるし、
これはひと波乱ありそうな予感がします。
まあ、有力どころは枠程度でどうにもならない馬達かもしれませんが、
スタート直後にコーナーのある京都2000Mは、一筋縄ではいかないでしょう。
さて、枠も決まったことですし、スプリンターズS同様、
自分なりの論拠から予想をしていこうと思います。
まず、21世紀になってあまり荒れていないという論調がありますが、
それは間違っていると思います。
確かに馬連万馬券こそ出ていませんが、3連複、3連単に目をやると、
中波乱以上の配当もちゃんと出ています。
ある程度絞ることは大切かと思いますが、波乱の目を見逃さないようにすべきです。
そして、今年は大きな変化がありました。
トライアルレースの距離、コース形態の変化です。
これまでは阪神内回りの2000MでローズSが、
中山1800Mで紫苑S、クイーンSが行われていたのですが、
今年から前者が外回りの1800Mに、後者が2000Mになりました。
メンバーこそローズSに好メンバーが揃ったのですが、阪神の1800Mはコーナーが
2つでペースが落ち着きやすく、到底本番を想定できるレースにはなりません。
対照的に中山の2000Mは、直線手前の攻防が激しくなりやすかったり、
極端に外を回すと届かないことがある点が京都の2000Mに似ています。
したがって、紫苑Sで好走した2頭は、ここでも無視できません。
となると、ローズS組の取捨をどうするかという話ですが、
桜花賞以来で勝ったダイワスカーレット、プラス18kgをややスムーズさを欠き
2着したベッラレイアは、これまでの成績からはずすことは出来ません。
ただレースの展開を握ることになるダイワスカーレットは、デビュー戦で同条件を
勝っているとはいえ、前走みたいに行ってしまった場合が怖いです。
ファビラスラフインのような競馬が理想になりますが、果たしてどうでしょう。
レインダンスに関しては、これまでのレース振りから、2000Mよりは広いコースの
1800Mのほうがパフォーマンスがよさそうで、穴人気になりそうな今回は、
切ってしまってもいい気がします。
それよりは、前走輸送をこなして4着に入線したピンクカメオの方に
魅力がありますね。
前走内容は案外重要で、大波乱を演出した馬達も、ブゼンキャンドルや
クロックワークは、前走でしっかり優先出走権ととっていた馬です。
前走OP以上で3着以内の馬が理想的といえます。
前走4着以下から巻き返したのは、スティルインラブ、ヤマカツスズラン、
ウイングレット、ナリタルナパーク、ファビラスラフインですが、
内3頭は重賞勝ち馬、ウイングレットはOP勝ちに加えて新潟2歳S2着の実績あり、
ナリタルナパークも当時900万勝ち後にローズ5着でした。
ダービー馬のウオッカは問題ないでしょうが、
難しいのが春にOP勝ちがありローズS6着だったザレマ。
1800Mよりは2000Mのほうがよさそうな馬なので、3連単の3着くらいにはおさえて
おいてよさそうな気もします。
前走条件戦組は1000万下勝ちが必須。
ダートで3勝のヒシアスペンは狙えませんが、タガノプルミエールは未勝利以降の
3戦すべて魅力がある内容。橋本美純騎手が乗るのはかえってプラスでしょう。
前走休み明けの馬は、重賞勝ち馬やGI2着馬以外はきておらず、
条件馬は基本的に無視でいいのですが、ローブデコルテの取捨は悩みます。
コスモス賞2着がありますが、基本的には広いコースのほうが向く馬。
大外枠を引いてしまったこともあり、個人的にここは微妙かと思います。
したがって残ったのは、ダイワスカーレット、ウオッカ、ベッラレイア、
アルコセニョーラ、ラブカーナ、タガノプルミエール、ピンクカメオ、
そしてザレマの8頭。
本命はまだ決めていませんが、おそらく2頭軸の3連単で勝負すると思います。