「ダウンロード違法化」

私的録音録画小委員会:「ダウンロード違法化」不可避に
反対意見多数でも「ダウンロード違法化」のなぜ (1/2)
反対意見多数でも「ダウンロード違法化」のなぜ (2/2)
反対意見が反映された結果、『情を知って』の部分が書き加えられたんだそうで。
うーん、パブリックコメントは、そういうことを求めてのものではないと
思うんですが、所詮は結論ありきで話を進める気満々だったってことですかね。
ソフトウェアの違法複製物が横行しているのは、
単純にタダでもらえるならそれがいいって人もいるでしょうけど、
ソフトウェアの高さに対する拒否反応から来るものもあるかもしれないです。
僕自身、いろんなものに感化され、FLASHをやってみよう!
なんて時期もありましたが、ソフトの価格を見て、あっさり挫折しましたし(笑)
今の内にアカデミックパックで買えばいいかなとも思いましたが、
それでもいい値段なんですよね。
もちろん、何ヶ月も頑張って働けば貯えられる額だとは思うので、
そんなのは言い訳にもならないんですが、
もう少し、財布にやさしい設定して欲しいなと思う次第。
話がそれてしまいましたが、気になるところは、
1:「違法サイトと知ってダウンロードした場合は違法とする」という判断は、
どうやって行うのか。
2:ユーザーが違法サイト、適法サイトを判断するすべはなにか。
3:ユーザー保護の施策は本当になされるのか。
4:法執行の面でも、ユーザーの一方的な不利益にはなりにくいというが、
この感じだと明らかに、法に明るい権利者側VS法に疎いユーザーとなりそうで、
同じ土俵に立ってないような気がする。
といった具合ですかね。
1に関しては、知らないはずがないだろうで責められる人が出そうで恐ろしい。
現実問題、判別のつかない人間も多く利用していると思うんですがね。
2と3はやや関連付けられますが、適法サイトを示すマークといわれると、
Pで始まってEで終わる、結局破綻したアレを思い出してしまうんですよね(笑)
マークじゃあいくらでも偽装できるような気もして、
解決策にはならないとも思います。
4に関しては、権利者の代行ビジネスで、悪質な輩が出てきたり、
これを利用した詐欺師が登場したりするのが不安です。
それにしても、賛成派と反対派の意見はかみ合いませんね。
記事にもあるとおり、インターネットのビジネスはまだ過渡期にある状況。
権利者側の話を聞く感じ、まだその現状をあまり理解できていないような
雰囲気があり、実際の利用者とは温度差があるような気がします。
そんな状況だというのに、一極的な改正の指針を打ち出してしまっては、
反発も仕方がないというか。
違法サイトによるアップロードと権利者の不利益との因果関係も
はっきりしていない状況でしょうし。
成功、失敗の例を挙げたりして議論をするなど、
もう少し煮詰められないんでしょうかね。