土曜回顧

新潟大賞典

オースミグラスワンが2年前を思い起こさせる豪快な追い込み勝ちで、
同レース2勝目をあげました。
上がり32.8という究極の上がり勝負において、口向きの悪さをみせながらも
後方から一気にやってきたこの馬の上がり3ハロンの時計は、なんと31.9!
直線レース以外でこんな時計を見たのは初めてですよ。
それだけに脚元に影響が残らないか心配ではあります。
しかし、一時期のスランプからは完全に脱出しましたね。
この末脚が生かせそうな、秋の天皇賞に向けて調整していって欲しいです。
川田将雅騎手もノリにのっています。
マンハッタンスカイも、好位から粘りこむ及第点の競馬をしているんですが、
今日ばかりは相手が悪かったとしか言いようがありません。
ただ今後につながる内容であったことは確かでしょう。
フィールドベアーもここに来て安定してきましたし、
サマー2000シリーズでも楽しみになってきました。
シルクネクサスも新潟で上位に来れたのは大きいですね。
ほかの負けた馬も、2着から12着までが0.6差内ですから、
流れ次第で巻き返せると思います。
例えばスウィフトカレントも、金鯱賞に出てくれば狙えそうな感じ。
サンライズマックスもここ2戦で評価が落ちそうですが、
レース選択を間違えなければ、巻き返せそうです。

プリンシパルS

ベンチャーナインが外から一気にのびて待望の2勝目。
中山ではどうも持ち味を発揮できずにいましたが、東京がわりで内容が一変。
本番でも期待を抱かせるような追い込み勝ちでした。
いくら近走2桁負けが続いていたとはいえ、10番人気は見くびられすぎでしたね。
しかし、これを見てしまうと、中山を立て続けに使っていたのは、
本当にもったいなかったというか・・・
せめて京成杯後に共同通信杯を使っていたら評価も変わっていたかも。
2着には芝未勝利の最低人気アグネススターチが突っ込んで大波乱。
ロス無く内を回って逃げられたのも良かったとは思いますが、
前半59.7は、馬場を考えたらあまり楽とはいえないペース。
それを粘っているんですから、時計の早い馬場ではさておき、
今日みたいな馬場できちんと先行できたら今後も面白いですね。
ヤマニンキングリーはスタート良すぎて前に行った分微妙でしたかね。
あまり馬場のいいところを通れたとは思えませんし、
今日は運がありませんでした。
秋に向けて立て直してきて欲しいです。
テラノファントムは完全に馬場に泣かされた感じ。
内も災いしたようです。
勝てるようならダービーでも面白いと思っていたのですが・・・

京都新聞杯

メイショウクオリアの外からジリジリとのびて差しきりました。
時計こそかかりましたが、ここ2戦の内容は良くなってきてますね。
ダービーで期待となると少し疑問が残りますが、
菊花賞では楽しみな存在になりそうです。
ロードアリエスも内で脚をためて直線でよくのびてきました。
惜しむらくは一瞬逃げ馬の内をつこうとして立て直したところですかね。
勝てばダービーに行けたわけですから、鞍上はくやしかったでしょう。
ヒルノラディアンは直線を向く前から手ごたえなし。
ちょっと負けすぎですね・・・
馬場が影響したのか、12kg増えた体重が影響したのか・・・
馬体に影響がなければいいですけどね。