府中競馬観戦記

レース回顧をしようにも、東西とも騒然とした結果になったため、
まだ頭の整理がつきません(笑)
今はっきりいえるのは、オークスの結果には賛否両論出るということ。
先ほどの中央競馬ダイジェストで、柏木集保氏が微妙なニュアンスを含みつつ
結果を振り返っていましたが、正直なところ、スタンドの雰囲気は、
あれは降着でも仕方が無いというものでした。
勝利後、意気揚々と引き上げてくるトールポピーに対して、
始めはスタンドから拍手もおこり、祝福ムードだったんですが、
リプレイ映像で斜行のシーンが何度も映され、
観客も審議の対象になっている馬がどの馬かわかってきたのか、
スタンドのどんどんざわついていくんですよ。
そして、いよいよ審議結果の放送が始まったとき、着順掲示板が消灯せず、
審議した所の読み上げから始まった瞬間、まずその意味合いがわかっている人から
不満の声が漏れ出し、はっきりと「到達順位どおり」と言われたときには、
その声がさらにでかくなるという有様。
確定後、馬が出てきても、スタンドがシーンとしているのは、
ディープの負けた有馬記念以来だったような気がします。
さらには表彰式のときに、「ヘタクソ!」なんていってるアホもいましたからね。
降着には至らないと判断された理由はよくわかりませんが、
僕が感じる限りでは、オディールがトップスピードには
乗っていなかったことでしょうか。
あれで体勢が崩れそうな感じにでもなっていたら、
さすがに降着にせざるを得なかったでしょう。
しかし、レジネッタも苦しくなりましたし、
ソーマジックなんて最後の最後まで進路をふさがれ散々な結果。
正直あれで降着なしというのは、昨年の天皇賞降着例を考えても、
ちょっと不可解ではあります。
ただ、この判断が今後覆ることはないわけですし、
見事な復活勝利となったトールポピーには素直に拍手を送りたいです。
池添騎手も終始平謝りといった感じで、インタビュー中も顔がこわばっていましたし、
全レース終了後に行われたパドックでのオークス回顧イベントにも出され、
しかも、レースをVTRを見ながら振り返るという、
拷問に近い仕打ちを受けていたので、胃腸薬がいくらあっても足りないでしょうが、
それはアメリカンオークス秋華賞で結果を出すことで、
すっきりさせて欲しいです。
その池添騎手ですが、こんな判断が下ったようですね。
池添謙一騎手、オークスVも騎乗停止
ここまでの処分にして、結果降着はなしというJRAの判断は、
来週一杯は議論されそうなものです。
不信感を抱く人もかなり多くなりそう。