土日回顧

回顧の前に

福永一茂アナって、あんな劣化塩原アナみたいな実況する人だったっけ・・・

ディセンバーS

トウショウシロッコの貫禄勝ちですね。
好位追走から楽に抜け出しての完勝。
前走みたいに無茶な競馬をしなければ、これくらいのレースはできます。
吉田豊騎手も乗りなれているだけあってさすがでした。
これで今後は使えるレースの幅が広がってきますが、
賞金加算のために使いつめていたので、とりあえずは一息入れてほしいですね。
ただ、中山中距離が面白そうな馬だけに、休むのはもったいないかも・・・
一息入れてAJCC中山記念が無難なところでしょうか。
サンツェッペリンはもう少し長い目で見るべきなのか、
これまでよくやったといってやるべきなのか・・・
全く見せ場がなかったので今後が不安です。

愛知杯

セラフィックロンプの差しきり勝ち。
道中は5番手を追走。
直線では先に仕掛けてのびを欠く馬を尻目に、外から一気ののび脚。
3コーナーで動きが激しくなる中、
不用意には動かなかった宮崎北斗騎手はうまかったと思います。
しかし、6月のパールSで1番人気を裏切って大敗した後は、
完全に歯車が狂っていた感じですが、元々は得意の中京&2000M&軽ハンデ
というのがうまくはまった感じですね。
チェレブリタは2000Mが微妙と思っていたのですが、終始後方の内々を追走し、
ロスのない競馬で2着に突っ込んできました。
中京の2000Mは、こういったレースをする馬がよく穴をあけるのですが、
大野拓弥騎手は先週のイケトップガンといい、馬群をうまくこじ開けてきますね。
マイネレーツェルとアドマイヤスペースは外をまわった分の負けという感じ。
ハンデ戦ではちょっとしたロスが命取りになりますね。
コスモプラチナは展開を考えると仕方ないでしょう。
比較的ゆったりいけそうな白富士Sとかで面白そうです。

朝日杯FS

セイウンワンダーが内強襲で差し切り勝ち。
道中は中団を追走し、直線では内に一気に切れ込んでいって抜け出すと、
外から脚をのばしたフィフスペトルをわずかにしのぎきりました。
中間にひと頓挫あり、パドックでの評価もよくなかったのですが、
ジョッキーの好騎乗はもちろんのこと、不安点を克服してしまう自身の強さも
あったように思えます。
馬主43年目大谷高雄オーナー、初の栄冠
上の記事にもあるように、零細牧場で誕生した馬が、JRAに買われて育成され、
GIを勝つというのもなかなかないことですが、
馬主さんも43年目にして初GI制覇、父グラスワンダーも父仔制覇達成と、
いろんなところでドラマが生まれてますねえ。
大馬主が主要レースを席巻し、ノーザンファームが今年GI9勝を達成する中、
夢を与える結果だったように思えます。
フィフスペトルは最後の脚色は際立っていましたが、
内を抜けてきたセイウンにはわずかに及ばず。
勝てるレースをしたとは思いますが、
それ以上に内から来た馬がうまく立ち回った印象。
マイルも問題ないと思うので、今後まだまだ実績を上乗せできると思います。
ブレイクランアウトは思い切ったまくりはよかったと思うのですが、
ジョッキーのいうように、少し早かったですかねえ。
また、先行して一杯だったホッコータキオンをギリギリしのぐのが
やっとのところを見ると、競り合いにもやや不安が残ります。
ホッコーは外枠がかなり痛かったですね。
前半46.3、後半48.8と、先行勢にはきつい流れだったにもかかわらず、
外々をまわりつつ直線でも見せ場を作ったのですから、
この4着は評価できると思います。
シンザン記念に出てくれば、楽に勝っちゃうのではないでしょうか?
シェーンヴァルトはスタート後のコーナーでセイウンに入られてひるんでましたね。
ミッキーパンプキンがツルマルが行ったことで下がってきたのも災いしたかも。
ただ、せっかく好スタートを切ったのに、うまくポジションを取れなかったのは、
反省すべき点かと思います。
前のレースで降着くらった影響も多少あったかもしれませんが、
最終コーナーにかけてのコース取りも消極的でした。
まあでも、中山の1戦だけで評価を下げることは出来ないので、
これからも人馬ともども頑張ってほしいです。

阪神C

マルカフェニックスが好位から抜け出し初重賞制覇。
いつもよりも前めに位置し、コーナーでもあわてず仕掛けどころを待った
福永騎手の好プレイも光りましたが、マイルのポートアイランドSでも
3着に来ていたように、阪神への適正と決して1200Mオンリーではない
同馬の適正がここで開花した結果といえると思います。
戦術に幅が出てきたことも、同馬の今後にとってはかなり大きいものになりそうです。
僕が本命にした理由は、前走は展開のアヤということ、
阪神1400Mは血統的(ダンス産駒はジョリーダンスなど、この条件得意)に
魅力を感じること、比較的行く馬がいたので流れが向くと思ったことの3つが
根幹にありましたが、これだけうまくはまってくれるとは思いませんでした。
2着のファリダットは、まだまだ他力本願な面が出てきていますかねえ。
母ビリーヴも勝ちきれないレースを続けた後に覚醒した感じですし、
もう少し長い目で見てもいいと思います。
リザーブカードは関西輸送と1400Mで割り引いたのですが、
難なくこなしてきましたね。
これなら今後も安定して走ってくれそう。東京新聞杯で期待します。
スプリングソングは行った分の負けかなという気がします。
前に行って粘るには今回は厳しい展開でした。