日曜回顧

なんというか、日本馬なさけないな、と思ってしまったスプリンターズSでした。
香港馬が勝ったから、というのではなく、
相手に楽をさせるな!と思う騎手がいなかったのかと。
押してハナにたったウルトラファンタジーのライ騎手が、
他がこないからいったん手綱をおさえて出方を待つくらい余裕があったわけで、
そこをなめるなとばかりに、ハナを主張する馬はいなかったのかと。
もちろん、馬の状態やそのときの行きっぷりもありますから、
なんともいえない部分もありますが、映像を見た限りだと、
積極さはさほど感じられなかったんですよね。
のんびり様子をみているような感じでした。
それはさておいても、勝ったウルトラファンタジーの粘り越しはお見事。
最後はやや一杯になっていましたが、行けば強いというのを改めて示しました。
雨はよくない、ということで、当日の天気次第という面もありましたけど、
雨は降らず馬場も良好。流れも含めてすべてがいい方向に向いたようです。
2位入線を果たしたキンシャサノキセキは、休み明けにもかかわらず、
外から末脚を伸ばし地力をしめしました。
内をのびた馬が軒並み上位に食い込んでいますから、この内容は立派。
休み明けだから買えない、というレベルの馬ではなくなっていますね。
それでも陣営からつかえていたらの声が出ているように、
セントウルSをつかえなかったのは痛かったです。
サンカルロは、不利もあったとはいえ、
やはり1200Mで勝ちきるまでは展開の助けが必要になりそう。
1600Mでも甘くなる部分があるので、
今後、スワンS阪神Cに出たときが狙い目でしょうか。
ダッシャーゴーゴーは、右回りで内にもたれがちな面が、
ここでも悪い形で出てしまったという印象ですが、
陣営が懸念していた内枠でのレースで、
最後勝馬を追い詰めた脚は、今後に期待がもてるものでした。
今回のレースで、日本にとって一番明るい材料となったかもしれません。
ワンカラットは最後のびをかいたものの、
時計はつめていますし悪い内容ではなかったと思います。
3歳秋からここまでコンスタントに使い続けており、
キーンランドC前は、調子落ちも心配されていました。
一旦、休ませて来年に備えて欲しいですね。
期待したジェイケイセラヴィは、
好スタートから直線いい手ごたえでのびていたものの、坂上でとまりました。
最終的には外枠の影響もありましたかね。
途中まで夢を見られたので結果自体には満足。
6歳ですがまだ20戦目。来年以降、重賞を取れるチャンスはあるでしょう。