土日回顧

オパールS

1頭ずば抜けた末脚をみせたグランプリエンゼルが久しぶりの勝利。
上がり34.2は次位よりも0.8早く、前が最後止まったせいもあってか、
より際立つ形になってました。
ここ数戦、脚質転換を試みていて徐々に結果が出始めていましたが、
ついに結果が出ましたね。外枠、時計のかかる馬場も味方したかも。
相手にすら入れてなかったのは情けない。
期待したジュエルオブナイルはあの馬場で最内。
泥をかぶりまくっててちょっとかわいそうでした。
他にも馬場で実力を発揮できなかった馬がいるので、
京洛Sで再度出てきた場合は、よく吟味しないといけません。

ペルセウスS

好位から抜け出したダノンカモンが完勝。
抜け出してからふらついて、最後差をつめられるあたりは相変わらずですが、
内で我慢し、直線を向いてからは外から寄せられることなく、
一瞬で抜け出したんですから、やはり東京はあうんでしょうね。
人気しすぎるきらいがあるので、馬券的には買いづらい馬ですが、
東京ではある程度信頼していいと思います。
斤量や休み明けで不安に思った馬は、不安どおりの結果になってしまい、
本命にしたフミノパシフィックも、
いかにも休み明けという内容で終わってしまいました。

その他土曜回顧

大原Sのリルダヴァルが強かったですね。
抜け出すスペースが出来てからの伸びは圧巻。
菊花賞には登録していませんから、今後は地道にマイル中距離路線でしょう。
個人的には無理をせず、カシオペアSやアンドロメダSから、
鳴尾記念京都金杯を目指して欲しいと思っています。
マイルCSは調子次第で狙っても面白いかも。
りんどう賞のツルマルワンピースは、
番手から難なく抜け出した内容から、ファンタジーSで面白そうです。

京都大賞典

オウケンブルースリの追撃をしのいで、
メイショウベルーガが2つ目の京都重賞のタイトルを獲得。
ドリームフライトが出ムチを入れながら後続を大きく突き放して逃げるも、
後続にとってはスローの流れ。ばて始めたドリームフライトを、
3コーナー手前でゴールデンメインが捕まえに行くも、直線半ばで一杯に。
もたれ気味にのびてきたプロヴィナージュが真っ先に捕らえましたが、
さらにその後ろからのびてきた人気2頭には勢いで劣り、
最終的には先に抜けてきたメイショウベルーガが、
オウケンブルースリの追撃をしのぎきって優勝。
ともにプラス10kg、22kgとベストとはいえない状態でしたが、
位置取りがより前だったことと、夏1回使っていたことで、分がありましたかね。
次走はエリ女なのか天皇賞なのか気になるところ。
オウケンも最後は無理をしてなかった感じですし、
休み明けを考えたら十分な内容でしょう。
ただ、中2週の天皇賞で、どこまで状態を上げられるかは気になるところ。
枠にも左右されるでしょうからね。

毎日王冠

3歳同士の一騎打ちを制して、アリゼオが重賞2勝目をあげました。
ペルーサの出遅れで怒号が起こった東京競馬場
最終レースでも、同馬主、同調教師、同騎手の馬が出遅れるという、
天丼が繰り広げられるのですが、それはまた別の話。
離れた後方を追走する人気馬を尻目に、シルポートはいつもと変わらない逃げ。
勝ったアリゼオは、逃げ争いを予想する人もいたようですが、
内めの6番手追走は、今後を見据えるといい位置取りだったでしょう。
直線を向いてからは、シルポートエプソムC同様外に進路をとり、内ががら空き。
ここをついたのが、エイシンアポロンアリゼオネヴァブションの3頭。
当日、外々を通った馬にはきつい馬場で、
内をついたこの3頭は大正解。
外から先に抜けたスマイルジャックが押しきるかと思われましたが、
残り1ハロンで止まり、エイシンアポロンアリゼオの争いに。
エイシンアポロンが一旦は前に出たのですが、
最後内からアリゼオがひと伸びして先着。
アリゼオは道中やや折り合いを欠きつつも、3歳56kgの条件を克服し、
オグリキャップ以来の3歳制覇を達成したのは立派。
終始内を狙ったコースどりをした鞍上の好プレーも光りました。
天皇賞でも同じようにはいかないと思いますが、
今日見せた勝負強さは今後に生きてきそうです。
エイシンアポロンもあと1歩のところでしたが、
春の使い詰めから立て直して、追いきりは抜群の動きだったことが、
レースでそのまま生きた
今後も期待できそうですね。
ネヴァブションは思ったよりも後方からのレースでしたが、
内ラチぴったりを通ったコースどりも功を奏し3着好走。
東京は元々苦手だったわけではありませんが、
休み明けできっちり結果を出せたことが大きいですね。
このまま天皇賞へ行くことになると思いますが、面白い存在になりそうです。
スマイルジャックは脚の使いどころが難しいですね。
あと一歩仕掛けを待っていたら、もう少しきわどかったようにも思えましたが、
内をうまくついた馬には迫れなかったかも。
ペルーサは、出遅れ最後方追走から外々を通って上がり最速ですから、
本当、気性面の問題だけだと思います。
こういう競馬をするから、素質を評価されて人気は落ちないんですが、
軸で買うにはリスクの高い馬になってしまいましたね。
マイネルスターリーは、地味にスタートで失敗していたことと、
進路が外になってしまったことが影響した感じ。
内を通って欲しかったです。
ショウワモダンは直線向くまではいい手ごたえだと思ったんですが、最後は失速。
陣営の言葉通りならまだ状態が本物じゃなかったってことなんでしょうね。
結果次第ではJCも考えていたらしいですが、
これでマイルCを目指す路線になりそう。