箱根駅伝復路

6区で逆転した早稲田がそのまま逃げ切って18年ぶりの総合優勝で、
駒大以来の駅伝3冠も達成。
東洋も後半3区間区間賞と悪い走りではなかっただけに、
6区での逆転と7区で広げた差は大きかったでしょうね。
6区の高野は、東洋の市川と併走していたとき、
昨晩の雪で滑りやすくなっていた路面に足をとられて横すべりしてしまいましたが、
転び方がうまかったおかげで大事には至らず、
そこからすぐに立て直して30秒差つけたんですからお見事。
7区の三田がさらに40秒差をつけ、8区以降も区間3位以内の走りで粘ったことで、
東洋の巻き返しを何とかしのぎきりました。
レース後、テンションが異常に高かった瀬古さんには苦笑いですが、
ここまで苦難が続いていただけに、喜ぶ気持ちは十分にわかります。
東洋も十分力を発揮しているんですけどね。
むしろここ2年よりよかったんじゃないかと思えるくらいでした。
それだけ早稲田の走りが際立っていたということになるでしょう。
駒沢も6,7区の区間賞で一時は首位も狙える勢いでしたが、
後半のびを欠き、結局差を広げられる結果に。
しかし、今年の駒大は1,2年中心の構成でした。
来年以降大きな伸びしろがあるかもしれません。
予想通り大激戦となったシード争いは、
10区で9位から13位までがほぼ並ぶ状況に。
まず、帝京が脱落し、ほか4人が前を行く8位の城西を捉え、
今度は8位から12位で5人の争いに。
日体大のスパートで山学と青学が一旦脱落しますが、
青学は再度追いつき4人の争いに。
一旦、国学院が抜け出しますが、まさかのコース間違えによるロス。
しかしなんとか盛り返し、城西を交わして日体大、青学に続いて10位でゴール。
国学は初シード獲得となりました。
あれで11位だったら一生引きずるレベルのものだと思いますが、
最後は気力で巻き返しましたかね。
その一方で2年ぶりのシード落ちになってしまった城西。
11位でのシード落ちは実に4度目。
10区で区間賞を取りながら最後力尽きた年もありますし、
言い方は的確じゃないかもしれませんが、運がないなと思えてしまいます。
母校青学の2年連続シード獲得は素直にうれしいです。
来年はたすきがデザインされた応援タオルを買って、
沿道で応援をしにいきたいですね。