スマートファルコンがドバイWCに選出&招待受諾

ドバイワールドCに選出されたスマートファルコンが招待を受諾
とにかくまずはよかった、ということでしょうか。
ニッカンスポーツによるとオーナーと相談しての招待受諾、ということなので、
故障でもない限りは間違いなく出走するでしょう。
この馬は、中央のレース出ないことや、一時期GI出走を避けていたことで、
必要以上に叩かれることが多いのですが、
ここでも何度か話題にした通り、現行の制度を考えると、
3,4歳時の同馬のレースの使い方は、決して間違っていなかったと思っています。
あの使い方がなければ5歳時にGI初勝利となるJBCクラシックには
出られませんでしたし(有力馬の動向によっては、除外の可能性もあった)、
馬自身、様々なレースを経験することで強くなったようにも思えるからです。
もちろん、陣営の使い方を完全に擁護するつもりはありません。
4歳時のマーキュリーCブリーダーズGCは、
馬に負担をかけてしまい、結果4ヶ月の休養、浦和記念の惨敗にも繋がり、
その後の賞金確保にかえって苦労することになりましたし、
5歳時もJCDを回避したのにもかかわらず、
東京大賞典の間に浦和記念を使ったことで余計に消耗してしまい、
昨春のドバイ遠征は早々と立ち消えになってしまいましたからね。
それでも国内に専念した昨年は、春2戦の圧勝劇、
トランセンドの一騎打ちを制したJBCクラシックと、
これまでのキャリアで最高のレース振りをみせてくれました。
東京大賞典こそ激戦の反動を感じる内容でしたが、それでも僅差の勝利し、
不安のなか迎えた今年の川崎記念は、ドバイへ視界が広がる圧勝と、
いい流れで来ています。
世界の強豪、初のAWとは厚いと思いますが、
この馬のスピードがどこまで通用するか、今から楽しみです。
トランセンドともども頑張って欲しいですね。