土曜回顧

東西で実績馬が復活を成し遂げた日でした。
中山の師走Sは、8歳馬のサイレンスボーイが逃げ粘り単勝万馬券
鳴尾記念は6歳馬のハイアーゲームが、3年7ヶ月ぶりの重賞勝ち。
ともに騎手の好騎乗がもたらしたものだと思います。
サイレンスボーイは枠にも恵まれましたが、アンタレスS2着など実績のある1800Mで、
得意の逃げる競馬が出来たことに尽きるでしょう。
一旦はフェラーリピサに交わされたものの、
そこからの粘り越しは目を見張るものがありました。
どうも今の中山ダートは、内をついた馬に有利に働く傾向にありますね。
冬開催はダート戦が多いので、馬券を買うときは内の人気薄を狙うのが
いいかもしれません。
フェラーリピサは、今日は運がありませんでしたね。
次走予定しているという平安Sは57kgを背負うことになってしまいますが、
中山よりはいい走りが出来るのではと思います。
サヨウナラはハンデ戦ではしっかりつっこんでくるようになりましたね。
あとは定量戦でも同じ脚が使えれば、エンシェントヒルくらいは活躍できそうです。
ボンネビルレコードはうまく立ち回ったんですが、
今回は斤量差もあったでしょう。
東京大賞典はきつそうですが、来年は出られそうな中長距離の交流重賞を、
積極的に使っていって欲しいです。
期待したタイキヴァンベールは、終始外を回り、
直線でも外に大きく膨れてのびず。正直ふざけるなと思いました。
鳴尾記念ハイアーゲームを買うことを迷ったのですが、
先行しないと思ってきってしまいました。
よく見たら、ここ2戦もある程度前につけており、
昔のイメージで差すと思い込んでいたんですよね。
藤岡佑介騎手は、内からうまく先行し、直線は少し迷惑をかけてしまいましたが、
うまく馬群を縫うようにして抜け出してきて、
粘るエイシンデピュティを最後の最後かわしました。
1800M前後の距離で今後も期待出来そうです。
今年前半は、ナムラマースでややチグハグな競馬をしたこともありましたが、
後半になってからは大きく躍進していますね。
エイシンデピュティもあれで負けたのなら仕方がありません。
3着はアドマイヤの2頭が仲良く同着。
フジはうまくはまれば脚を使ってこれるんですが、
いかんせん脚質も安定してこないのが微妙ですね。
騎手を固定して、戦法をある程度固めてこれれば、復活勝利もありえるはずです。
オーラは外をまわった分だと思いますが、休みあけを考えたらよく来ています。
次はどこを使うかわかりませんが、京都金杯からマイル路線が無難でしょうかね。
そして残念なのが、
重賞3勝のサクラセンチュリーが予後不良
レースを見てて、直線で1頭おかしい馬がいるなと思い、よく見たらこの馬でした。
サクラローレルの芝馬で現時点での最高傑作が、
こういう形で生涯を終えてしまったのは残念でなりません。
転厩の経緯が、現役続行か否かによるものという話(あくまで噂ですが)を
見聞きしていただけに、複雑な気持ちも残ってしまいます。
ですが、これが競馬なんですよね。競走馬と怪我は常に隣り合わせ。
無事是名馬という言葉を、あらためて思い知らされました。