日曜回顧

「フィールドベアー重賞初制覇!」
という実況を放送してしまったフジテレビ。
あのきわどい状況で宣言してしまうのは、さすがにまずすぎ。
それでも結果がその通りだったらよかったわけですが・・・
無常にもフィールドベアーは2着でしたとさ。
しかし、これがみんなのケイバ内での放送だったらどんな感じだったんだろう。
普通にフィールドベアー1着でワーワー盛り上がって、
結果が出てから変な空気を作り出してたんじゃなかろうか。
といった具合にあらぬ妄想をしてしまうので、
この放送が27時間テレビ内でよかったと思います(笑)
ちなみに、中央競馬ダイジェストでは、ゴール直後の実況が、
トーセンキャプテンわずかに有利か」といった具合に差しかわっていました。

函館記念

トーセンキャプテンが内をうまくすくって差しきり勝ち。
道中は後方の内めを追走。そのまま徐々に進出すると、
1頭分あいた内のスペースを見逃さずに仕掛け、
真ん中をのびたフィールドベアーをわずかにおさえての勝利でした。
デビュー3連勝後でに骨折し、復帰後は成績がふるいませんでしたが、
使いつつ徐々に復調し、降級しても自己条件には見向きもせずOPを使った結果、
見事に復活。藤岡佑介騎手の騎乗もすばらしかったです。
しかし、トニービンの系統は、東京や新潟だけでなく、
函館、札幌でもいい結果を出しますね。
フィールドベアーは、レース運びは及第点だったと思うのですが、
勝ち馬に内をうまくすくわれては仕方なかったかと。
力は示したと思うので、札幌記念でも期待したいです。
マンハッタンスカイは、やはり2000Mで変わってくれました。
ただ、どうもワンパンチ足りないですね・・・
エリモハリアーの4着には正直驚きました。
今年は臨戦過程からさすがに着外だろうと思っていたのですが、
大外から3着争いに加わったあの脚は、まだまだやれると思えるもの。
今年も朝日CCオールカマーあたりで1発があるかも。
トウショウシロッコは、またしてもかかり気味に先行して自滅。
気性面の課題が改善されないと、復活は厳しそうです。

北九州短距離S

クールシャローンまくり差しが決まりました。
やや出負け気味のスタートでしたが、前半32.6のハイペースを考えれば、
かえってよかったかもしれません。
上がりタイムも勝ち時計も優秀。
北九州記念でもいいレースをしてくれそうです。
ホエールシャーク、コスモベルも展開に乗じていい切れ味を見せてくれました。
ホエールシャークはある程度展開の助けが必要になりそうですが、
コスモベルは先行しての実績がありますし、安定して走ってくれそうです。
マンテンハットは、一旦は先頭に立ちましたが、
この展開ではさすがにもちませんでした。
ただ、先行した中では一番持ちこたえていますし、
次走人気が落ちるようなら絶好の狙い目だと思います。
マルカフェニックス、メイショウキトリも、同様に激流に巻き込まれたクチ。
着順は満足いくものではなりませんが、
大きく評価を落とすことは無いと思います。

関越S

メイショウシャフトが、人気薄をあざ笑うかのような横綱相撲でOP初勝利。
イイデケンシンがマイペースで逃げる中、外めの3番手を追走。
直線を向いてからは、追い出しをギリギリまで我慢し、
最後まで気を抜かせないように追って、
粘る逃げ馬を半馬身ほど交わしたところがゴール。
これは勝浦騎手が本当にうまく乗りましたね。
この馬の持ち味を最大限発揮しました。
ここ数戦は惨敗を繰り返していましたが、元々平坦の1700と1800Mがベストの馬。
なので次が小倉のOP戦というのも、選択としては間違っていないでしょう。
でもせっかく賞金を上積したんですから、
どっちも使うなんていわないで欲しいなあ(笑)
あ、でも、京都まで適鞍がないし、それもありといえばありか・・・
イイデケンシンは逃げた時の二枚腰はさすが。
ワキノエクセルに一旦並ばれても、そこから抜かせずに相手を失速させるんですから、
さすがはGI馬といったところでしょうか。52kgもかなり有利でしたね。
今後も単騎が望めそうなレースでは注目です。
ドンクールは元々切れる馬ではないので、あの展開は最悪。
エルムSに転戦したほうが、この馬向きの展開になるかも。
マコトスパルビエロは、完全に流れに乗れていませんでした。
包まれて動くに動けず、勝負どころでも休み明けだったからなのか
追ってからの反応がイマイチ。
もう少し前めで流れに乗れていれば違ったんでしょうが、
それでも勝つには至らなかったと思います。
叩いて体が絞れてくる次走以降に注目ですね。